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【東京】都、不適切な経理処理 監査で指摘 書類上で購入数水増し2008年12月19日 都の森林行政担当部署が、他の事務用品の購入数を水増しして、契約書類に書いてない業務用デジタルカメラを購入するなど不適切な経理処理を行っていたことが十八日、国庫補助金が入っている都の業務を対象とした都監査委員の随時監査で分かった。 都監査事務局によると、都産業労働局農林水産部森林課は、一月に八品目の事務用品を計約八十六万一千円で一括納入したとして契約書類を作成した。 監査によると、実際に購入した事務用品は三十五品目で、感光体ユニット(約二万八千円)は二個なのに書類上は五個▽トナーカートリッジ(一個約一万五千円)は三十五個なのに書類上は四十個−などと水増しし、デジタルカメラ(約三万二千円)、メモリーカード(約三千五百円)などを購入していた。 産業労働局によると、実際にこれらを購入したのは昨年五−十二月で、あとでまとめて書類作成した際に、担当者が手間をはぶこうとしたとみられるという。 デジカメなどはいずれも業務上必要があって購入したもので現在も適正に使われている、としている。
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