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天皇陛下、予断許さぬ健康状態

誕生日の記者会見を中止

 日本の天皇陛下(74)の健康状態が予断を許さない状況にあるようだ。

 今月2日、不整脈による胸の痛みを訴え、公務を中止し静養している天皇陛下は、今月23日の誕生日を前に予定していた恒例の記者会見を中止し、誕生日に当たっての書簡を文書で発表するにとどまることとなった。

 天皇陛下が記者会見を中止したのは、1989年に即位して以来、2004年に1回あっただけで、それも健康上の理由ではなく、皇族が亡くなったためだった。

 天皇陛下の健康状態について、主治医は「不整脈のほか、胃や十二指腸に炎症がある。これは心身の疲れやストレスによるものだ」と話している。これについて羽毛田信吾宮内庁長官は今月11日、記者会見で「将来の皇位継承の問題をはじめ、皇室に関するさまざまな問題について懸念している」と述べ、注目を集めた。

 現在、皇室では皇位継承をめぐっていくつかの問題が浮上している。皇位継承順位が1位の皇太子殿下には男の子がいない上、昨年にはがんになる恐れもあるポリープを除去する手術を受けている。

 また、皇太子妃雅子殿下は対外的な活動がまったくできない状況だ。これについて日本のメディアは「皇室に適応できないため」と報じている。

東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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