創業以来変わらぬ私たちの理念は、食を通じて『人類の健康と心の豊かさに奉仕する』ことです。安全な食材や食品を誰もが安心してかつおいしく食べられるように、産地とのJAS法による有機栽培や減農薬(芽の出るときに1度だけ防虫など)での栽培を指導しながらの契約栽培を行っています。また、日本海からの天然魚介類の調達や、トレーサビリティとHACCPを徹底した畜肉類の管理を行い、食品衛生においては独自の検査機関である産学官共同の「大庄総合科学新潟研究所」と「食品衛生研究所」のダブルチェックによる検査を実施しています。そして獲れたての素材をその日のうちに配送をする独自のデイリー流通システムを確立しました。これら川上の部分から、快適空間のプロデュース、食のプロである調理人の腕によりをかけたお料理の提供、故郷の母親の愛に習った接客によるお店づくりに励み、他に類を見ない川下の部分までのトータルな機能を有し、「日本の台所」としての自負を持ち、日々邁進しております。
私が常に心においている言葉の一つに、「身土不二」があります。これは、人間も環境の産物で、暮す土地の季節の物、旬の物を常食することで身体は環境と調和し、健康で居られるという考え方で「食は命の基本、安全な食材を生み出すのは豊かな環境あればこそ」とのメッセージを持った言葉です。
このキーワードと、昨今、食の欧米化が進む日本において、薄れかけている地場の安全な素材を地元で消費する「地産地消」の心を大切にし、大庄はこれからも“より日本人の心の豊かさと健康に寄与する食の提供”に注力し、多くの皆様の身近の「市民食堂」になるべく努力をしてまいります。
「はい、よろこんで」という覇気のある明るい声が、日本をもっと元気にしていくことを私たちは願ってやみません。