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【グラニュース】強気小川、G大阪に弱点あり 天皇杯準々決勝2008年12月20日 紙面から
名古屋グランパスのMF小川佳純(24)が19日、天皇杯準々決勝で対戦するG大阪戦(神戸ユ)の攻略法を披露した。18日のトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)でマンチェスター・ユナイテッド相手に5失点したG大阪について「弱点ありすぎ」と切って捨てた。チームはこの日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで約1時間の練習を行った。 トヨタ・クラブW杯でアジア王者G大阪から5点を奪った欧州王者マンUの攻撃力に、小川が思わずうなった。 「100%本気じゃなくても、しっかり5点取るのは世界レベル。マンUのレベルが高くて面白かった」 ただ試合を見て楽しんでいたわけではない。グランパスが誇る頭脳派は、別の観点から試合を分析していた。25日に対戦するG大阪の弱点を見つけ出していたのだ。 「弱点ありすぎです。DFラインがそろってないし、逆サイドがいつも空いている。ロングボールでサイドチェンジをすれば簡単に崩せる」 小川が見つけ出した2つの弱点は、自らの特長を生かすためにあるようなものだ。 DFラインの動きがそろっていないと、裏へ走り込んだ選手がオフサイドにならず、ゴールに直結してしまう。裏への飛び出しを得意とする小川には、G大阪のDFラインはカモに見えたであろう。逆サイドが空いているということは、サイドプレーヤーである小川のスペースが空いているということだ。 「マンUとうちの戦い方はほとんど同じ。(G大阪に)全然勝てると思いますよ」 小川は不敵な笑みで勝利を宣言した。スピード、パワー、テクニック、すべてが格上のマンUとグランパスを同列に扱うことはできない。ただ、サイドから崩すという基本戦術は同じだ。 世界最高峰と言われる欧州スタイルでグランパスがアジア王者を粉砕する。 (小松弘毅)
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