2005-04-05
*p1*新司法試験の概要
http://www.moj.go.jp/SHIKEN/MON-KENTOU/KENTOU/kekka01.pdf
短答式での足キリが、(暫定措置とはいえ)満点の50%でしかも科目単位であることは結構意外でした。まあ、現行の合格点が45点前後ですから、多分ラインとしては妥当な線かもしれません。
その他は、現行と大して違いがないと言えるでしょう。
ま、結局プレテスト次第で変わっていくことなんでしょうが。
追記 プレテストの予定
http://www.moj.go.jp/SHINGI/SHIHOU/050201-3-2.pdf
短答を添削されてもねえ
■今日は楽しい入学式
たぶん、小学生なら
「ごにゅうがくおめでとうございます。」(「おめでとうございます」とみんなで言う」)
「たのしいなかまがふえてうれしいです。」(「うれしいです」とみんなで言う)
「いっしょにあそんで、べんきょうできるのがたのしみです。」(「たのしいです」と・・・)
というところ。
あれこそ、全体主義的思考の発露だと思うのが普通だと思いますが、あんまり文句を言う小学生はいないようです。
pre-juristも、さすがに入学式ではそんなことを思わなかったですが、
なぜ卒業生にむかって「おにいさん、おねえさん」をするために五年生が借り出されるのか?、なぜ「六年生のためにきちんとやれ」と怒鳴られて「それなら出なくても良いです」と言うことがゆるされないのか?非常に理不尽さを感じた初春でした。
やっぱり、幸福追求権とか自由主義とは大切ですねぇ、というお話。
ちなみに、*1ということが言われますが、新入生へのアドバイスとして去年の小石川で商法の某F教授との会話を紹介します.
8月1日追記 誤解を生じさせる引用をしています。下のコメント欄にて藤田教授からのコメントがありますので、先生のご指摘と合わせてお読みください
私「先生、ゼミってどんなことをするんですか?」
Prof.「うーん、一つの授業あたり、予習復習三時間として計画を立てて、ゼミを取る余裕があって、なお法律の勉強をしたいと思ってから、その質問をしてね」
さすがにそこまできつくはなかった気がしますが(単に勉強不足とも言う)、あんまり手を広げるなと言う点では良いアドバイスであったと思います。
■ちょっと驚いた
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050406k0000m040028000c.html
「怪物」と呼ばれる青年をめぐる息詰まるようなサスペンスとして大ヒットした人気マンガ「MONSTER(モンスター)」の実写映画化に向け、原作者の浦沢直樹さんと米・ハリウッドの大手スタジオ「ニューラインシネマ」が基本合意に至ったと5日、小学館が発表した。夏までには正式契約する。公開時期などは未定。
ドラマ化するには登場人物にドイツ語をしゃべらせないといけないし難しいかな、と思ってたら、ハリウッドで映画化するという手がありましたか。(なんか、迷路で出口が分からないから、いったん入り口から出て外から出口に行っちゃう様なやり方ですが)
でも、「逃亡者」とストーリーが似てるような気も。
F教官のゼミ生として先生がそんなことを言ってたかと思うと、恥ずかしいやら申し訳ないやら、自分の厚顔さに消え入りたくなりますね。ただゼミを受けたことがきっかけで論文を読むことの重要性や自分の勉強量の少なさを骨身にしみて自覚することもあるわけで(むしろ学部ゼミなどではそういう人の方が多数のような気も)、現実にはそのような目的でゼミが開かれていることも多いような気がします。
多分、高校野球限定だと思いますが。
上記の小石川植物園でのやりとりでの私の発言は,「今学期の先生の演習ではいったいどういう内容なのですか.内容によっては参加したいのですが」という元ゼミ生の発言に対する答えです.ここで会話の対象となっている「今学期の演習」とは2004年度夏学期の学部演習「『会社法制の現代化に関する要綱試案』の研究」のことです.
すなわち法科大学院の新入生(既習コース)の学生から,「学部のゼミに潜っていいですか」という申し出があったのに対して,「法科大学院の2年次は,法科大学院の中で与えられたカリキュラムの消化だけで非常に忙しいはずだから,(単位にカウントされない)学部のゼミの聴講等を行うだけの余裕が本当にあるのか,もう一度法科大学院の時間割を見てよく考えなさい」という趣旨のアドバイスをしたわけです.その表現は,確かに上記引用に近いものだったと記憶しますが,会話の対象は,法科大学院2年次生が学部のゼミを聴講することの是非でした.
したがって,上記発言を,「そもそも法科大学院は演習を取ることを前提としていないのだろう。pre-juristさんが紹介されている商法F教授との《私「先生、ゼミってどんなことをするんですか?」Prof.「うーん、一つの授業あたり、予習復習三時間として計画を立てて、ゼミを取る余裕があって、なお法律の勉強をしたいと思ってから、その質問をしてね」》というやりとりが象徴的。」等という形で引用されるのは非常にミスリーディングです.「法科大学院で開講される演習に法科大学院生が参加すること」は、上記発言の対象外です.
Pre-juristさんのやや不完全な会話の再現と,Akitさんによる誤解に基づく引用が合わさった結果,不幸にも,法科大学院の教員としての責任が問われかねないような内容の発言を私がしたかのような印象を読者に与えることになっています(法科大学院の教員が学生に対して「法科大学院ではゼミなんかとるものではない」という趣旨の発言をしているかのようです).皆さんは,自分の日記にうわさ話を書いている程度の気楽な気持ちで「**先生の話」をblogに書いているつもりかもしれませんが,発言者が容易に特定できるような形で引用し,誰でも見ることができる形で公開する場合,最終的に自分で責任が持てるような内容となっているのか,もう一度よく考えてください.将来法律家になろうとする,あるいは研究教育機関に職を得ようと考えているのなら,一層強い自覚が必要だと考えます.
藤田友敬
私のBlogがきっかけで、多方面に誤解を生じさせ、結果的に先生をはじめ様々な人にご迷惑をおかけすることになりました。この場を借りて、お詫び申し上げます。
そもそも、一年前の話を記憶が曖昧なまま引用してしまったこと、責任が取れない形で先生の名前を出してしまったことなど、反省すべき点を痛感しております。
ブログの記事自体削除することも考えたのですが、自分への戒めにするために、残しておくことにします。