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市が1億3千万円支払いへ 黒石病院の医療訴訟が和解
青森県黒石市の国民健康保険黒石病院で生まれた男児に障害が残ったのは担当医のミスとして、両親らが同市などに損害賠償を求めた訴訟は、市側が解決金1億3000万円を支払うことで和解していたことが20日、分かった。
同病院によると、先月21日に仙台高裁秋田支部から和解勧告が出され、「早期に問題を解決したい」という双方の意向が一致したため和解を受け入れることになった。金額は同支部が提示したという。
昨年3月の一審青森地裁弘前支部の判決によると、男児は平成15年8月に誕生。出産前に心拍数が上がるなど胎児低酸素血症の兆候がみられたが、担当医は十分に経過観察せず、男児は脳性まひを発症、身体障害が残った。一審判決は担当医の過失を認め、市側に損害賠償約1億2500万円の支払いを命令。市側が不服として控訴していた。