岡山放送局

2008年12月19日 22時41分更新

ハイイロゴケグモ見つかる


倉敷市の水島港で外来種の毒グモ「ハイイロゴケグモ」が見つかり、県では、素手で触れないよう注意を呼びかけています。

岡山県によりますと今月16日、倉敷市にある水島港の、外国航路の貨物船からおろされるコンテナ置き場で、見慣れないクモが巣を作っているのを県の職員などが見つけ、その場で駆除しました。

その後、県が専門家に依頼して調べたところ、見つかったクモは、外来種で毒をもつハイイロゴケグモであることがわかりました。

ハイイロゴケグモは18日までに同じコンテナ置き場の敷き地であわせて3匹見つかりました。

ハイイロゴケグモは、体長が4ミリから1センチ程度で背中が灰色や黒い色をしており、かまれた場合、発熱や発しんなどの症状が出ることがあるということで、県などでは、見つけた場合、素手で触れないよう注意を呼びかけています。

県などでは、今月25日に大がかりな調査を行い、見つけ次第、駆除することにしています。

県によりますと、ハイイロゴケグモはこれまでに横浜港や大阪港などで見つかっていますが、県内で発見されるのは初めてだということです。