岡山放送局

2008年12月19日 22時41分更新

中高一貫校を新設へ


中学から高校まで続けて教育を行う中高一貫校について、岡山県教育委員会は、高校の入試を行わず、6年間同じメンバーで学ぶ県内で初めての仕組みの学校を新たに設けることを決めました。

新しい学校は、岡山市にある、現在の岡山大安寺高校を改編して平成22年度に設けられることになり、県内のほかの中高一貫校と違って高校入試がなく、6年間、同じメンバーで学びます。

1学年160人、4クラスで編成され、生徒は県内全域から募集します。
県教育委員会によりますと、高校からの入学者がないことで、生徒の将来の進路を見据えた研究活動や、海外で英語を話す体験など、6年間の教育課程を柔軟に組むことができるということです。

入学のための選抜方法や詳しい教育課程は、来年7月ごろに県教育委員会で決めることにしていて、現在の岡山大安寺高校の入学試験は平成24年度で最後となります。

県教育委員会は「6年間を通して同一の集団で学ぶタイプの学校は県内では初めての試みだが、子どもたちや保護者に多様な選択肢を示したいと考えた。個々の生徒の力を伸ばす教育を充実させたい」と話しています。