岡山放送局

2008年12月19日 22時41分更新

派遣相談件数 岡山全国2位


仕事や住まいを失った派遣労働者などを支援するため、厚生労働省が、今月15日、全国のハローワークに設けた特別の相談窓口に、18日まで4日間に7000件以上の相談が寄せられたことがわかりました。

契約の打ち切りで仕事や住まいを失う派遣労働者や期間従業員が増えていることから、厚生労働省は、今月15日、全国187か所のハローワークに特別の相談窓口を設けました。

厚生労働省がこれまでに把握できた相談状況をまとめたところ、全国の窓口には18日までの4日間に、あわせて7422件の相談が寄せられたことがわかりました。

内訳を見ますと、住宅に関する相談が4921件、就職に関する相談が2501件となっています。

都道府県別で最も多かったのは愛知の1375件で、次いで岡山の839件、東京の790件、広島の458件、岐阜の390件などとなっています。

一方、ハローワークの紹介で、雇用保険で整備された「雇用促進住宅」への入居が決まった件数は、18日までの4日間に全国で548件に上っています。

年末にかけて仕事や住まいを失う労働者がさらに増える恐れもあり、厚生労働省は、相談窓口で、当面の住宅費や生活費を貸し付けたり、寮がある求人を優先的に紹介したりして支援を進めることにしています。