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最終更新:2008年12月19日(金) 19時17分

公立病院閉鎖、市長リコール求める声

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 千葉・銚子市唯一の公立病院が、財政難などから事実上の閉鎖となってからおよそ3か月。決断した市長のリコールを求める市民の声が2万2000を超え、市の有権者数の3分の1以上に達しました。

 銚子市内の家を一軒一軒回る、福井真三郎さん。「なんとかしよう銚子市民の会」のメンバーとして、この1か月、妻と共に市長リコールを求める署名集めの毎日です。

 「みんな怒ってるんですよ。おれたち1人1人の命を、どう考えてくれているんだという怒りです」(署名活動をしている福井真三郎さん)

 銚子市の唯一の公立病院、銚子市立総合病院は、医師不足と財政難などから今年7月、診療の休止が決定しました。

 市民からは強い反対の声があがりましたが結局9月、全面休止の日を迎えたのです。

 「一番大切なのは町を守ることだと思っています。(病院休止は)正しい判断だったと思っております」(岡野俊昭銚子市長)

 そして、休止からおよそ3か月。多くの患者が近隣の病院に押し寄せるなど、大きな影響が出ていると言います。

 「(父親は)市立病院がなくなり老人施設に行ったが、安心してかかれるのは公立病院なので、どうしても残したい」(署名活動をしている笹本昌子さん)

 岡野俊昭市長は、実は病院存続を公約に掲げておととし当選していました。このため、市民の会は市長の公約違反と病院休止の決断を下した責任は重いと、リコールを求めています。

 そして、リコール請求に必要な有権者の3分の1を超える2万2500人分の署名を集めたのです。市の選挙管理委員会が正式に認めれば住民投票が行われ、賛成が過半数になれば岡野市長は失職することになります。

 銚子市は「署名がどれほど集まっているのか確認できていないので、現時点ではコメントできない」としています。(19日17:19)



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