【2008年12月19日19時11分 更新】


1.安藤前知事に懲役4年6か月求刑
 (12/19 19:07)

県の官製談合・贈収賄事件で、事前収賄や競売入札妨害など、3つの罪に問われている安藤被告の裁判が、19日宮崎地裁で開かれ、検察側は、懲役4年6か月を求刑しました。求刑を受けたのは、前の知事の安藤忠恕被告67歳です。起訴状によりますと、安藤被告は、東京のヤマト設計の元社長、二本木由文被告から、2000万円のわいろを受け取った事前収賄罪、それに、ヤマト設計が入札できるよう部下に指示した、競売入札妨害罪など、3つの罪に問われています。宮崎地裁で開かれた19日の公判で、検察側は、事前収賄罪について、「安藤被告は、二本木被告に対し、当選前から資金を依存する関係にあった」などと事件の背景を指摘。さらに、「安藤被告の供述内容は、虚偽で詭弁」などと厳しく非難しました。その上で、検察側は、「安藤被告から現金を要求したもので、賄賂も多額。談合も、安藤被告が主導して行ったもので、社会に与えた影響は大きい」などとして、安藤被告に対し、懲役4年6か月を求刑しました。この事件では、合わせて4人が起訴されましたが、他の3人の判決では、安藤前知事の関与が認定され、元国会議員秘書と元出納長の有罪が確定しています。裁判は、来年2月6日に、弁護側の最終弁論が行われた後、来年3月にも判決が言い渡されます。


2.深刻!県立病院の医師不足
 (12/19 18:02)

医師不足は、中核病院である県立病院でも深刻です。県立病院のあり方について、外部の専門家に意見を聞く事業評価委員会が開かれ、県立病院の医師不足が報告されました。事業評価委員会は、大学教授や医師会の代表など、外部の専門家6人で構成されています。19日は、医師確保対策について話し合われ、県側から、県立病院の医師不足の現状が報告されました。それによりますと、県立延岡病院では、去年4月まで8人いた内科の医師が、現在、5人に減っているほか、精神科と眼科が休診になっているということです。また、県立日南病院では、精神科と神経内科、それに、皮膚科の医師が1人もおらず、現在、休診になっています。(県立延岡病院・楠元志都生院長)「少ない人数で、必要な医療を提供するようにするために、(病院に)いる(医者の)部分の疲弊がつのっている。そういうふうに疲弊がたまれば、『もうやめたい』という医者が出てくるという悪循環」県の病院局では、今年度中に、医師の事務作業を補助する「医療秘書制度」を導入したり、来年度からは、医師の初任給を月額10万円程度増やすなどして、医師確保を図りたいとしています。


3.県議会が県独自の経済雇用対策を要請
 (12/19 18:03)

景気や雇用情勢が急激に悪化する中、県議会は、県独自の予算を組んで、経済と雇用対策を徹底するよう、東国原知事に要請しました。19日は、県議会の坂口博美議長と星原透副議長が、東国原知事のもとを訪れ、経済と雇用の緊急対策に関する要請書を、手渡しました。要請では、国の対策を活用するとともに、県としても、基金を取り崩すなどして、独自に予算措置を講じ、経済雇用対策を徹底するよう求めています。(県議会・坂口博美議長)「とにかく生活が県民のみなさんが確保できる、年が越せるようなことだけには、最低取り組んでいただきたい」(東国原知事)「(国の)2次補正が来年だということで、ちょっと間に合わないだろうということで、県がどれだけどんなことができるのか、臨機応変に考えていかないといけない。緊急事態ですから、予算措置も含めて考慮しなければいけないと思ってます」県は、12月22日に、東国原知事を本部長とする経済・雇用緊急対策本部を立ち上げ、26日に、具体的な対策を発表することにしています。


4.五ヶ瀬ハイランドスキー場オープン!
 (12/19 19:06)

ウインタースポーツシーズンの到来です!日本最南端のスキー場として知られる五ヶ瀬ハイランドスキー場が、19日から、今シーズンの営業をスタートさせました。初日の19日は、雲一つない青空となり、大勢の人たちが、スキーやスノーボードを楽しみました。標高1600メートルに位置する、日本最南端のスキー場、「五ヶ瀬ハイランドスキー場」。初日の19日は、現地でセレモニーが行われ、関係者がテープカットをして、今シーズンのスタートを祝いました。スキー場の19日の最低気温は、氷点下5度・・・さらに、19日は、雲一つない青空となり、絶好のロケーションの中、約1000人の人たちが、スキーやスノーボードを楽しみました。(スキー場を訪れた人)「(どちらから?)鹿児島から。あと3回か4回ぐらいは来たいと思う」「(スキー場は)すごく距離が長いから、すごい楽しいですね。(スノーボードが)もっとうまくなりたいと思ってます」(五ヶ瀬町・飯干辰己町長)「ぜひこの五ヶ瀬ハイランドスキー場にすべりに来ていただいて、この五ヶ瀬から全国にこの元気を発信していけたらと思っています」良質なパウダースノーが広がる、五ヶ瀬ハイランドスキー場。今シーズンの営業は、来年3月8日までの予定で、シーズン中、5万人の来場客が見込まれています。


5.小学校でエコ教室
 (12/19 19:05)

小学生に、地球温暖化について学んでもらおうと、TBS系列の26局が行っているエコ教室が、19日、宮崎市の小学校でありました。MRTからは、イブニングニュースの竹内アナウンサーが、司会進行役を務めました。子どもたちに、地球温暖化を分かってもらえたのでしょうか?今回、檍小学校の4年生と一緒に考えたテーマは、「うちエコ」。身近な生活の中でできる、温暖化対策のことです。子どもたちから家庭に広めようという、このエコ教室。環境省の「チーム・マイナス6%」企画の一環として、今年度から、TBS系列の26局が共同で始めました。講師は、東京を中心にテレビやラジオで活躍し、全国の小学校でエコ教室を行っている、気象予報士の井手迫義和さん。クイズなどを交えた地球温暖化の授業に、子どもたちは興味津々です。さらに、MRT報道部からは、イブニングニュースでも放送した、「温暖化による身近な生き物の変化」を紹介。また、JA宮崎経済連は、環境に優しい農業について説明しました。2時間みっちり「環境漬け」になった子供たちに、家庭でできるエコ活動について聞いてみると・・・・(児童)「電気をこまめに消したり、トイレットペーパーをもっと短く使ったりしようと思いました。」「リモコンいれなどを買わなくても、自分で牛乳パックなどで作れるのでいいと思っています。」「近くでとれるものを買ったり、トイレットペーパーを短く使ったりしたいです。」すっかり「小さな環境大使」になった子供たち・・・家に帰って、家族と一緒に毎日エコ活動を進めたいと、目を輝かせていました。


6.ホテルのレストランでノロウイル食中毒
 (12/19 19:07)

ホテルメリージュ延岡のレストランで、実業団陸上部の男子選手9人が、ノロウイルスによる食中毒です。県によりますと、12月14日、実業団陸上部の男子選手9人が、ホテルの1階レストランで、昼食と夕食をとった後、下痢や嘔吐など食中毒の症状を訴え、病院で治療を受けたということです。入院した患者はおらず、全員快方に向かっています。延岡保健所では、調理者や患者の便から検出されたノロウイルスが、食中毒の原因物質と断定し、このレストランを、19日から3日間の営業停止処分としました。ホテルメリージュ延岡の宿泊は、通常通りだということです。


7.ヤミ金業者40社告発
 (12/19 19:10)

高い金利で金を貸し、膨大な利息を請求しているとして、県内の弁護士らが、出資法違反などの疑いで、ヤミ金業者40社に対する告発状を、警察に提出しました。これは、弁護士などでつくる、「ヤミ金融対策会議」の全国一斉告発に合わせて、行われたものです。告発状によりますと、県内外の40のヤミ金業者が、出資法の制限利率を超えた、年73%から9000%の利率を設け、宮崎・大分両県の6人が、被害を受けているとしています。県弁護士会では、出資法の制限利率を超えた利息を設けることは犯罪であり、トラブルが生じた場合は、すぐに相談して欲しいと話しています。


8.京いも出荷がピーク
 (12/19 18:02)

冬の味覚「京いも」の出荷が、ピークを迎えています。京都の精進料理にあやかって名づけられた「京いも」は、煮崩れしにくく、皮がむきやすいのが特長で、県内では、小林市や野尻町などで生産されています。このうち、野尻町紙屋の深川国勇さんの畑では、11月中旬に収穫され、土の中で1か月間熟成された京いもが、次々と掘り起こされました。今年は、天候に恵まれたため、大きさ、味、共に上々だということです。JA小林では、来年3月中旬までに、約350トンの出荷を見込んでいます。


9.台湾の交通部幹部が知事表敬
 (12/19 18:03)

今年6月に、宮崎との国際定期便が就航した台湾を代表して、政府の担当幹部らが、19日県庁を訪れ、東国原知事と定期便の利用促進策などを話し合いました。県庁を訪れたのは、日本の国土交通省などにあたる、台湾政府交通部の何煖軒(カ・ダンケン)常務次長をはじめ、エバー航空日本支社の蕭錦隆(シャオ・キンリュウ)支配人ら5人です。一行は、東国原知事と面談し、今年6月に就航した、「宮崎〜台北国際定期便」を活用した、今後の交流拡大策などを話し合いました。(東国原知事)「魅力的な観光ルート・観光商品を数多く提案させていただいて、台湾からのお客様に来ていただく。あるいは、こちらからも行く」東国原知事はこのように述べ、観光面で、精力的に取り組む考えを示すとともに、台湾から地理的にも近い九州への、観光客誘致に協力するよう要請しました。宮崎〜台北間に、週2往復運航されているエバー航空の搭乗率は、就航以来、平均すると、約60パーセントにとどまっていて、双方が連携して、搭乗率アップをめざすことにしています。


9.振込め詐欺防止グッズコンビニに設置
 (12/19 18:03)

郵便局のエクスパックを使った振り込め詐欺を防ごうと、日南市のコンビニエンスストアでは、投かんポストに、注意を呼びかける表示板が設けられました。今回、お目見えした振り込め詐欺抑止グッズは、郵便局の扱う配達商品「エクスパック」で、安易に現金を送らないよう、注意を呼びかける表示板です。表示板は、日南警察署の交番に勤務する若手警察官が考案し、手作りで仕上げたもので、19日は、日南市内で、エクスパックを取り扱うコンビニエンスストアで、設置式が行なわれました。この抑止グッズは、磁石で、簡単に装着でき、目立つ色で表示されていることから、高齢者などの被害防止にも一役買いそうです。エクスパックで、現金を送ることはできず、警察や郵便局などでは、注意を呼びかけています。


9.キノコットフェア
 (12/19 18:03)

県内産のしいたけや、その加工品を集めた「キノコットフェア」が19日、宮崎市で開かれました。この催しは、全国2位の生産量を誇る、県産しいたけの販路拡大や品質向上などにつなげようと、県しいたけ振興会が開いたものです。会場の県庁楠並木通りには、17日に開かれた、今年の品評会で入賞した生しいたけや、しいたけを使った加工品などが、市価より3割ほど安く販売されていて、訪れた人たちが、次々と買い求めていました。一時は、中国産に押されていた県産しいたけですが、ここ最近は、食の安全・安心を求める動きから、その品質と安全性が見直され、市場価格も持ち直してきているということです。