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2008.1.08

携帯型の外部記憶装置の「ウイルス混入」に注意

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米国にある会員制小売チェーンで販売されていたデジタルフォトフレームの一部が、マルウエアに感染しているという事例が報じられました。

新品のフォトフレームがマルウエア感染 携帯ストレージに要注意(ITmedia)

これは、米国のセキュリティ組織が報じたもので、記事によると、問題のデジタルフォトフレーム(以下の画像参照)は包装を解いた時点で、マルウエアとみられる「cfhskjn.exe」というファイルが内蔵ストレージに入っていたということです。


ウイルスに感染していたと報じられたフォトフレーム(画像は記事より転載)

このフレームをコンピュータに接続すると、msconfigが実行できなくなる、セーフモードで起動するとブルースクリーンになる、ウイルス対策関連サイトにアクセスするとブラウザが終了する、さまざまなポップアップが表示されるなどの現象が発生することが分かった。

デジタルフォトフレームは、デジタルカメラ等で撮影した静止画データを再生するフォトフレーム型の記憶装置のことです。最近は機能や容量が拡大し、静止画だけでなく、音楽や動画の再生も可能なタイプの商品が出てきています。

つまり、今回のようなマルウエア感染は、広く携帯型の外部記憶装置全般に当てはまる可能性がある点に問題があるといえます。

記事でも、携帯型のUSBメモリコンパクトフラッシュSDカードといったストレージ製品でも同様の事例が起こりうる点を指摘しています。

携帯型の外部記憶装置は、ウイルス拡散の媒介になりうるというセキュリティ上の脅威を認識することが大事です。

<当ブログ内の参考記事>
USBを媒介にしたマルウエアに注意が必要
iPodへのWindowsウイルス混入が示すこと
携帯音楽プレーヤーにウイルス混入

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