産科医2人確保へ 相馬総合病院、来春診療再開へ担当医師が不在となり、11月から産婦人科を休診していた公立相馬総合病院(福島県相馬市)で、産婦人科医2人を確保できる見通しになったことが18日、分かった。同日開かれた病院を運営する相馬方部衛生組合の議会で、管理者の立谷秀清相馬市長が明らかにした。福島県外の60代と50代の男性医師2人が同病院に勤務する意向を示しているという。 同病院では、産婦人科医が開業のため、10月末に退職し同科を休診。福島県立医大や東北大医学部に派遣を要請したが、医師不足で後任が決まっていなかった。 病院側は大学からの派遣は極めて難しいと判断。大学にとらわれずに情報を集め、後任を探した結果、医師2人が病院勤務を承諾した。来年3月の診療再開に向けて準備を進める。 立谷市長は「懸案だった産婦人科医の確保に見通しが立ち、安堵(あんど)している。病院の現状を理解してくれた医師がいたことは本当にありがたい」と話した。
2008年12月19日金曜日
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