岡山放送局

2008年12月18日 19時29分更新

正社員休暇で生産調整


大手電子部品メーカー・村田製作所の子会社、「岡山村田製作所」は、生産調整を行うため、派遣社員の削減を決めたのに続いて、正社員についても来月、合わせて17日間の休暇を取らせて生産ラインを停止する対応を決めたことがわかりました。

岡山県瀬戸内市に本社がある岡山村田製作所は、京都府の大手電子部品メーカー・村田製作所の子会社で、携帯電話に使われる「セラミックコンデンサー」と呼ばれる部品などを製造しています。

岡山村田製作所では、世界的な景気の後退で製品の受注が落ち込んだため、来月、社員に年始休暇などを合わせて17日間の休暇を取らせて、生産調整を行うことを決めました。

対象となるのは、岡山村田製作所で働く全社員、1439人で、休暇中は、全ての生産ラインが停止するということです。

岡山村田製作所では、すでに、生産ラインで働いている派遣社員のうち、今月末で契約期間を終えるおよそ120人について契約更新を行わず、削減することを決めています。

岡山村田製作所では、受注が回復しない場合には来年2月以降も同様の措置を取ることを検討していて、「今後の動向を見極めて、受注が回復すれば速やかに通常の生産体制に戻したい。」と話しています。