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【社会】

ゼロゼロ物件訴訟で弁論 不動産業者は争う姿勢

2008年12月17日 12時10分

 敷金・礼金なしで部屋を借りられる「ゼロゼロ物件」をめぐり、家賃支払いが数日遅れただけで鍵を交換され入室できなくなったとして、居住者ら5人が不動産会社スマイルサービス(東京)に慰謝料などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が17日、東京地裁(矢尾渉裁判長)であり、スマイル社は争う姿勢を示した。

 原告の土田政彦さんは「支払いが遅れた際、部屋で就寝中にスマイル社の社員が土足で勝手に入ってきた。謝罪を求めたい」と意見陳述した。

 スマイル社の契約は「部屋の鍵を利用する」という形で部屋を貸し、代金支払いが1日でも滞ると鍵を換え、室内の荷物も処分できるとの内容だったが、既に変更済みという。

 訴状によると、原告は会社員ら2、30代の男性で、月4万6000−8万6000円で都内のアパートに入居。支払いが遅れて鍵を換えられ、荷物を処分されたりした上、違約金など約2万−27万円を支払わされた。

(共同)
 

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