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「成績渡さぬなら義務教育から撤退する」 橋下知事Vs文科省

2008.12.18 22:19
このニュースのトピックスどこへ行く、橋下府政

 大阪府の橋下徹知事は18日、全国学力テストのデータ開示をめぐり対立している文部科学省を訪れ、萩生田光一政務官と会談。「都道府県教育委員会に成績を渡さないというなら、大阪府教委は義務教育から撤退する」と批判した。萩生田政務官は知事の主張に一定の理解を示しながらも、「文科省はバカ」発言については「職員もショックを受けている」と苦言を呈した。

 文科省は学力テストの実施要領で、市町村教委や学校が自らの成績を自主的に公表することは認めているが、都道府県教委による市町村・学校別データ開示は禁じている。

 だが大阪府では、府教委が実施要領を守っているにもかかわらず、知事が独自の判断でデータを開示。こうした動きを踏まえ同省は「市町村別の成績は必要ないという都道府県教委にはデータを提供しない」という項目を次回の要領に盛り込むことを検討している。

 この方針に反発している橋下知事は、この日も「そこが頭にきた」「ショックだった」と立て続けに不満をぶちまけ、「知事は義務教育にどうかかわればいいのか。データを渡さないなら、国と市町村だけで義務教育をやっていくということにしてほしい」と主張。

 これに対し萩生田政務官は「公表を前提にするならデータは出さないという話だ。それぞれの教育委員会が考えてもらえば結構だと思う」と理解を求めた。

 会談後、橋下知事は報道陣に「(上京中に)国会議員らからも『文科省の方がおかしい』という言葉をいただいた。自信がついた。このまま進めます」と話した。

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