青山裕治副知事は16日、弘前大付属病院に高度救命救急センターを設置するよう求める知事名の文書を遠藤正彦学長に手渡した。遠藤学長は「地域の中核病院として近隣市町村とよく話し合うことが成功への道」と答えた。
同大付属病院は10年7月のセンター完成を目指し、国に来年度の概算要求をしている。県は今年7月、保健医療計画にセンター設置を盛り込んでおり、今回の要請は実現に向けた大きな弾みになる。
センターは、▽中毒▽四肢切断▽重症熱傷と被ばくへの医療を対象に計画を進めている。用地は付属病院隣接地に確保している。【塚本弘毅】
毎日新聞 2008年12月18日 地方版