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救急搬送:6病院に断られ、79歳女性死亡 福島・矢祭

 17日午後6時20分ごろ、福島県矢祭町の国道118号で、歩いていた同町関岡、無職、高沢ソメさん(79)が、男性会社員(60)の軽乗用車にはねられた。高沢さんは救急車で搬送されたが、2次救急医療機関を含む周辺6病院に計7回受け入れを断られた。事故から約1時間20分後、58キロ離れた同県須賀川市の救急病院に収容され、その1時間半後に全身打撲などで死亡した。

 地元の白河地方広域市町村圏消防本部によると、救急車は119番通報から約4分後に現場に到着。高沢さんは全身を強く打っており、心肺停止状態だった。救急隊員は隣接する塙町や白河市などの6病院に計7回受け入れを要請。しかし、「急患に対応中」「当直医が内科で対応できない」などを理由に断られたという。午後7時38分、高沢さんは須賀川市の公立岩瀬病院に収容され、午後9時10分に死亡が確認された。

 最初に受け入れ要請を受けた塙町の民間病院は「当直医は泌尿器科で外科医は手術中だった。頭を打っていると聞き、外科医でないと対応できないと思った。地方では医師確保が難しい。受け入れられるなら受け入れたかった」と話した。

 また、同居する高沢さんの長男(47)は「どうしてこんなに遠い病院に運ばれたのかと驚いた。近くの病院に運ばれていたらとも思うが、心肺停止状態だったので仕方なかったのか。母は足腰も丈夫で元気だったのに」と無念そうだった。【今井美津子】

毎日新聞 2008年12月18日 11時40分(最終更新 12月18日 15時23分)

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