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2008年12月17日(水) 19:15 |
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携帯ゲーム機を使った学習実験
覚えるのはたいへんな英単語を、どうやって覚えるのか、岡山大学で長期的な実験が行われることになりました。学習に使われるのは、携帯ゲーム機です。
ゲーム機の上の画面には英単語が出ています。英単語の意味を表示させ、下の画面で自分が理解できているかどうか評価をします。これを繰り返して、英単語がどれだけ覚えられているかが測定されていきます。 携帯ゲーム機を使って英単語の学習実験を行うのは、岡山大学で記憶に関する研究を専門にしている寺沢教授です。 寺沢教授によると、英単語は、自覚できないレベルの記憶を何度も積み重ねることで、やがて潜在記憶として人の脳に記憶されます。 参加した学生に、1日およそ200語を50日間続けて学習してもらい、何日で単語が覚えられるかなどを詳細に測定しようというのです。どれだけ覚えることができたのかは、個人ごとにグラフにあらわされ、学習する側のやる気にもつながります。 英単語を覚えるのは入試の時以来という学生達。使い慣れたゲーム機を使っての学習に、興味深そうです。 実験後のデータをもとに、単語の難易度によって人の脳に定着するスピードに差があるかどうかなど、さらに詳細な研究も行われます。
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