岡山放送局

2008年12月17日 22時1分更新

岡大病院 患者個人情報紛失

今月10日、岡山大学病院に勤務する医師が、患者の個人情報が入った個人用のパソコンを紛失していたことがわかりました。

患者の個人情報が入ったパソコンを紛失したのは、岡山市の岡山大学病院に勤務する20代の男性医師です。

岡山大学によりますと、今月10日の夜、この男性医師が岡山市の飲食店で食事をとった際、店の中に個人用のノート型パソコンを置き忘れたことに気づきました。

男性医師は、その後飲食店に連絡するなどしてパソコンを探しましたが、見つからなかったということです。

このパソコンには、学会での発表などのために保存していた患者の氏名や病名などの情報が入っていました。

パソコンはパスワードを入力しないとデータを見られないようになっているということで、これまでのところ個人情報の外部への流失は確認されていないということです。

男性医師は17日、警察に紛失届けを出すとともに、大学では、45人の患者全員に対して謝罪を行っているということです。

岡山大学病院では患者の個人情報を外部に持ち出す際には病院長の許可が必要ですが、この医師は許可を得ていなかったということです。
岡山大学は「今後、個人情報の保護を徹底していきたい。」としています。