【経済】パナソニックの三洋買収交渉決着 1株131円、5600億円超2008年12月18日 09時19分
三洋電機の買収交渉でパナソニックは18日までに、三洋大株主の米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)グループなど金融3社との間で、三洋株の株式公開買い付け(TOB)価格を1株当たり131円とすることで合意し、交渉が決着した。買収額は5600億円を超える見込み。 普通株換算で約7割を持つ3社が売却に応じることで来年春に三洋の子会社化が実現、国内最大級の電機メーカー誕生が確実となった。19日に正式発表する。 関係者によると、パナソニックとGSの両首脳が17日に会談し、GSが131円の提示を受け入れる意向を示した。三井住友銀行と大和証券SMBCグループはこれまでの交渉で売却に前向きな姿勢をみせていた。 価格交渉をめぐってはパナソニックは当初、120円を提示。12月上旬には130円に引き上げたものの、GSが「価格が低すぎる」と難色を示していた。 (共同)
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