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【群馬】県が『貸与制度』活用 小児科研修医5人緊急募集2008年12月18日 深刻化する小児科医不足に対応するため、県は、県内の公的病院に勤務を希望する研修医に一定期間資金を貸し出す「医師確保修学研修資金貸与制度」に基づき、小児科の研修医を緊急に五人募集する。対象者には月十五万円が貸与され、勤務期間により返還金の減免措置も受けられる。締め切りは二十五日。 応募資格は、来年度から県内の医療機関で小児科の後期研修を受ける予定の医師。知事が指定する県内の公的病院に貸与期間の一・五倍の期間勤務すれば、貸出金の返還が全額免除される。「医師確保修学研修資金貸与制度」では本年度、小児科医十六人、産婦人科医十二人、麻酔科医二人に研修資金が貸し出されている。 群馬大医学部が、館林厚生病院(館林市)など県内病院への小児科医の派遣を中止・削減する方向で検討を進める中、県医師確保対策室は「制度の対象となった研修医には、各病院の厳しい労働環境を緩和するための人材として活躍してほしい」としている。問い合わせは同対策室=(電)027(226)2540=へ。 (中根政人)
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