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古希過ぎたと思えぬバリトン…押阪忍アナウンサー

50周年記念〜感謝の集い〜

押阪忍アナウンサー(クリックで拡大)

 73歳で現役の押阪忍の“偉業”に、後輩のアナウンサーや業界関係者、知人ら400人超が祝福に訪れた=写真

 「感無量です。マイクとともに50年。家内(栗原アヤ子)の放送歴と合わせると100年目になります。今夜は司会進行も素人、手作りの会です。ご不便があるかと思いますがお許しください」

 古希を過ぎたと思えない張りのあるバリトンは、「ベルトクイズQ&Q」(1972−80年)、「プロ野球ニュース」(78−80年)の当時と変わらない。

 押阪は35年、岡山県津山で5人兄弟の末っ子として誕生したが、母と姉、兄を結核で失い、小学生のときには父と押阪の2人きりで炊事、洗濯、家事をこなした。アナウンサーにあこがれ、立教大学に入学。58年、NETテレビ(現・テレビ朝日)にアナウンス部1期生として入社した。

 東京五輪では民放代表アナウンサーに選ばれ、「東洋の魔女」のバレーボールを実況。65年、民放出身者として初めてフリーアナに転身した。

 乾杯のあいさつで壇上に立った古舘伊知郎は、生放送だった『おはようテレビ朝日』で押阪と仕事をした。

 「言葉の間違いを訂正していただきました。“しらかれるアマゾンの秘境”って読んで、反省会で小さくメモで“知られざるだよ”と。なんて優しいのか、逆にいじわるなのか…」と400人の笑いを誘った。

 宴半ばの“トークオーケストラ”では、朝岡聡、生島ヒロシ、大沢悠里、小倉智昭、草野仁、佐々木信也、東海林のり子、鈴木史朗、鈴木治彦、高嶋秀武、露木茂、福留功男、南美希子らが壇上に勢ぞろい。正月の特番のような豪華な顔ぶれに来場者から歓声があがり、フラッシュの嵐。

 全員が押阪との思い出を語る中、鈴木文彌は、「私はアナウンサー70年。あと20年は使えますよ。朝起きたら、滑舌をやってください」と指南。押阪が「あえいうえおあお」と発声すると、「もっとゆっくり。うまい、うまい、あと20年は大丈夫」と太鼓判を押した。

 立教大学の後輩にあたる徳光和夫も、最後まで会場に残り、先輩の花道を祝っていた。(12月1日、新宿・京王プラザホテル)

ZAKZAK 2008/12/17

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