2008年12月14日、韓国の聯合ニュースは記事「改革開放30年、逆転する中韓関係」を掲載した。同記事は朝鮮半島5000年の歴史において、半島が中国より優位に立っていたのはわずかここ数十年だけの現象であり、それもあと数年のうちに終わりを告げると予測した。16日、環球時報が伝えた。
世界的な経済危機が深刻化するなか、韓国経済は大きな打撃を受けている。通貨ウォンは11月24日に1ドル=1513ウォンを記録、わずか1年余りで3分の1もの下落となった。国内経済に与える影響も深刻ながら、最も直接的な影響を受けているのは海外生活者。北京市の韓国人街・望京ではすでに半数近くが帰国したと伝えられている。
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北京市には多くの韓国人留学生が住んでいるが、彼らの生活も日に日に厳しさを増している。以前ならば外食もショッピングも好きなように楽しめたのが、今では日々の生活費すら節約する必要がある。それどころか生活や学費を稼ぐために風俗産業に従事する女子大生まで現れたという。東北アジア歴史財団の趙煥復事務総長は「中国経済の急成長により中韓関係は逆転しつつある」と話し、その象徴的な事例は風俗産業に現れるとコメントした。同氏は「かつて韓国は強大な中国に美女を献上してきた。もし韓国経済が活性化されなければ、歴史は再び繰り返されることになる」と発言、将来的には韓国人女性が中国に渡航、風俗産業に従事する時代が来ると予測した。(翻訳・編集/KT)
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