岡山放送局

2008年12月16日 18時51分更新

ハボタンの「目あわせ会」


正月の生け花や門松などに使われる「ハボタン」の出荷を控え、和気町では生産農家が集まってことしの出荷方法を決める「目合わせ会」と呼ばれる会合が開かれました。

和気町では、町の特産にしようと9軒の農家が切花用の「ハボタン」の栽培を行っていて、すべて沖縄市場へ出荷しています。

16日は農協の佐伯支店に生産者や栽培を指導している県の担当者などおよそ20人が集まり、今月21日から始まる出荷を前に、品質を保つための規格の基準や箱詰めのしかたなどを決める「目合わせ会」を行いました。

出荷する「ハボタン」は、「晴姿」や「初紅」など5つの品種で、生産者たちは切り花の長さを揃えることや、1箱あたりの重さを統一することなど申し合わせていました。

「ハボタン」の葉は、気温が下がることできれいに色づくため、温暖な気候の沖縄では栽培が難しいことから、和気町では夏場に切花用のヒマワリを栽培している農家が、その畑を利用して栽培を進めています。

和気町では、ことしは今月21日から6日間、平年並みの1万2000本の「ハボタン」を沖縄市場へ出荷する予定だということです。