岡山放送局

2008年12月16日 18時51分更新

重油流出で備前市職員処分

備前市は、ボイラーの操作を誤って、およそ2500リットルの重油を川に流出させる被害を出したとして、操作を担当した市の職員を減給の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、備前市三石出張所の54歳の男性の所長です。

市によりますとこの所長は先月10日、三石出張所で暖房用のボイラーの試運転をした際、通常はスイッチを「自動」にして操作するところ、誤って「手動」としたため、およそ2500リットルの重油が水路を伝って近くの吉井川の支流の「金剛川」にまで漏れ出す被害を出したということです。

重油は、下流のおよそ2.4キロにわたって流出し、市や消防の職員らが吸着マットなどで回収作業にあたったということですが、これまでのところ、農作物や人への被害は報告されていないということです。

市では、所長を15日づけで、2か月間、減給10分の1の懲戒処分にするとともに、上司ら合わせて3人を文書による訓告の処分にしました。

市では「多くの人たちに迷惑をかけて大変申し訳なく思います。今後、2度とこのようなミスがないよう、再発防止に努めていきます」と話しています。