最終更新: 2008/12/17 09:24

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麻生首相に250通余りのクリスマスカード届く 「麻生内閣を支持します」のメッセージも

自民党内に麻生首相を批判する動きが広がっていることに対して、麻生首相のおひざ元の福岡県連などから、抗議の文書が党本部などに送られていたことがわかった。一方、次の衆議院選挙後をにらんだ政界再編論議も浮上している。
麻生首相に、250通余りのクリスマスカードが届いている。
中には、麻生首相の似顔絵つきのものまである。
麻生首相は「いわゆる、人に好かれるということをあまり気にしたことがないもんですから。でも、そうやって素直に、なんていうの、『Christmas Card』? FAXもいただく。大変ありがたいと思いますね」と話した。
支持率急落の麻生首相にとって、この国民の声は、何よりありがたいものに違いない。
カードには「麻生内閣を支持します」、「応援してます」と書かれている。
麻生首相は「新聞記者の意見と全然違うんだなという感じが、はっはっはっは。こういうこと言うから受けないんだよな。はっはっはっは」と、ご機嫌だった。
しかし、今の自民党は、笑うに笑えない事態に陥っている。
麻生首相のおひざ元の福岡県連、そして熊本県連が、自民党の細田博之幹事長に文書で抗議した。
細田幹事長は「強い抗議文がございますので。これは真剣にわれわれも、検討していきたいと思います」と話した。
これは、自民党の山崎 拓氏、加藤紘一氏、国民新党の亀井静香氏、民主党の菅 直人氏の、いわゆる「YKKK」が、反麻生の動きを見せているため。
抗議文には「一部国会議員によって、今後もこのような言動が繰り返されるならば、処分も含め、厳しく指導、対応されんことを強く要請する」と書かれていた。
「YKKK」は14日、そろってテレビ出演するなど動きが活発化していて、政界再編のうわさが飛び交っている。
山崎前副総裁は「政界再編を進める、やはり軸みたいなものが必要じゃないかと。(われわれ4人を)軸の1つとして、まあ考えてもいいんじゃないかという」などと話した。
民主党の菅代表代行は「野党として、選挙を戦うことを覚悟して飛び出される人があるとすれば、それは選挙のあとのこととは、ちょっと性格が違います。ですからそれは、その時にはですね、その時として、きちんとした対応をどうするか」と、選挙前の自民党造反議員の取り込みも示唆した。
自民党最大派閥領袖の森 喜朗元首相は「そんなことをバタバタ始めるから、若い連中がフラフラ、フラフラして」と批判した。
渡辺喜美元行革担当相は「もっと物騒な渡辺でございます。自民党から出て行けと言われておりまして、そのタイミングを今、見ているところでございます」などと話した。
塩崎恭久元官房長官は「われわれは、自民党を何とかしていこうということ」と話した。
安倍晋三元首相は「塩崎さんがですね、今の麻生政権を倒そうとしてるんではないか、これは誤解だと思いますね」と話した。
古賀 誠選対委員長は「今求められていることは何かというと、党内の結束」と述べ、次期総選挙に向け、党内の結束を呼びかけたが、15日夜、自民党の会合で、ある幹部は「公明党との選挙協力を見直すことも視野に入れる」考えを示すなど、自公の結束を揺るがす発言も飛び出した。

(12/16 00:03)


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