市立病院廃止条例採決へ 来年3月、大阪・松原市大阪府松原市議会は17日、本会議を開会し、市立松原病院廃止条例案を審議する。討論後に採決し、条例案は自民、公明などの賛成多数で可決される見通し。 総務省によると、自治体が公立病院の廃止に踏み切るのは極めて異例。松原市の方針は経営難の公立病院を抱えるほかの自治体にも影響を与えそうだ。 市立松原病院は来年3月に廃止。新規患者の受け入れは既に15日で打ち切っており、入院患者の受け入れ先を探す。 中野孝則市長は11月28日、施設の老朽化や医師不足などを挙げ、本年度末までに累積赤字が約50億円に達する見通しも示して、廃止を発表していた。 2001年に38人いた常勤医師は、ことし1月には27人に減少。外来患者数は、01年度の約22万6000人から07年度には約13万3000人に落ち込んだ。
【共同通信】
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