高見に昇って盆暗になる
日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫) 価格:¥ 580(税込) 発売日:2006-06 |
アメリカは金融恐慌から実体経済へと影響が及んできて経済恐慌になるだろう。日本も影響は大きく輸出産業は大打撃だ。中国や新興国の輸出依存経済は日本より遥かに大きい。中国は豊富な外貨を抱えて影響は小さいという中国当局の予想がありますが、資本も技術も外資頼みの経済であり、アメリカに代わる巨大市場という見方は期待はずれに終わりそうだ。株式日記さんちなんだが、アメリカがどうやってこの危機を脱出しようと考えているかというと、日本を見習って、国民に国債を買わせているわけです。
フランスのシンクタンクが2009年にアメリカがデフォルトすると予想していますが、そのような見方は今後ますます大きくなっていくだろう。何しろ1年間に700兆円もの公的資金をアメリカ政府は調達しなければなりませんが、日本のようにゼロ金利にして10年間も耐え忍ぶ事がアメリカ人に出来るのだろうか? アメリカはすでにラテンアメリカ化しているのだ。
実際に、海外からの米国債の買い入れは途絶えちまってるみたいだな。日本の政府も何百兆円という「借金」があるんだが、何で金融危機にならないかというと、ほとんどが「日本国民」から借金しているからだ。外国の世話にはなってないので、まぁ、出来の悪いドラ息子が親のカネを使い込んだくらいで済んでいる。ところがアメリカは、年10パーセントの金利でもカネを集めなきゃならないという状況で、言ってみりゃ、銀行も相手にしてくれないのでとうとう街金・闇金にまで手を出してしまった、という雰囲気だな。闇金にまで手を出してからノコノコ来られても、親戚としても、助けようがないじゃないかw で、問題は「FRB自体が独自債券の発行を検討」という部分なんだが、コレについてはジャパンハンドラーズさんちで書いてます。
大方、FRBが非公式に買い上げているのか、マーケットから強引に米国債めがけてキャピタルフライトさせてるのが実態だろうよ。
カウボーイが羊を追い立てているのと同じだな。
マーケットが暴落するものだから、年金とか貯蓄を株で運用している米国人は、泣く泣く米国債に切り替えて防衛するしかないだろうよ。
そうやってでも米国債を売りさばかないと、金融危機対策の資金も捻出できん。
FRB自体が独自債券の発行を検討するくらいだ。よほどの事態が進行しているのに、間違いはねえだろうよ。
そもそもNY連銀が自前の債券を発行して資金調達をはかろうなどという中央銀行なら本来あり得ないことをやろうとしているかというと、日経新聞で滝田洋一が繰り返し書いているように、FRBのバランスシートが急激に拡大した上に資産内容が悪化しているからである。TARP(トラブルド・アセット・リリーフ・プログラム)という7000億ドルの救済資金によって、FRBは何処の馬の骨かもわからない債券をつかまされることになったからである。連銀というのが、「政府機関」ではなく「民間会社」だというのはよく知られているんだが、むやみやたらにドル紙幣を発行する事が出来ないわけです。ドル紙幣を発行するには、「財務省が米国債を発行し、その売上げを使って」紙幣を発行しているらしい。それが、財務省とは関係なく独自に債権を発行するとなれば、なんだか世界経済が丸ごとジンバブエ化してしまうんじゃないか、という予感がしないでもない。まぁ、実際、そうなりつつあるんだが。ドルがどこまで暴落するのか、70円とか30円とか言われてるけどね。日本以外全部沈没、ザマーミロw
仮に議会が、連邦債務の上限引き上げに失敗した場合、大変な事が起きると脅しを懸けているわけである。
しかし、仮に連邦準備法の改正にオバマ政権が走った場合、米国債と競合する債券が出現することになり、「双方共倒れに終わる」という可能性もあり得る。米国債と連銀債の区別を付けることが出来ないように巧妙に偽装する可能性があると私は考えているからだ。
そうなれば、アメリカ発で米国債の大暴落が起きる、という可能性も視野に入れなくては成らない。この時にこそ、世界の金融界の大破綻、大破局が始まる。
で、EUがどうなるのか心配もあるんだが、もともと終わった国なので、どうでもいいです。で、司法ジャーナルさんちなんだが、面白い事を言ってます。
日刊スポーツ記事 :バブル崩壊でロシアの高層タワー工事中断ムスリムは今さら砂漠の遊牧民には戻れないだろうが、ロシアなんざ、元の社会主義国に戻ればいいだけなんでね。世界一の面積を持ちながら、人口は日本とたいして変わらない1億4千万人しかいないわけです。この程度食わせるのは、そんなに難しい事ではない。13億の人口を抱えた中国とはワケが違う。とりあえず自分だけ食う分の資源も持ってるし、無理して資本主義ごっこする必要ないです。まぁ、無理してアメリカさんの資本主義ごっこにつきあって来たんだが、巻き添えはゴメンだ、というところだろう。で、司法ジャーナルさんちなんだが、
モスクワの方は賢明にもやめたようです。
プーチンさんはこれができる人です。
やめるのは勇気がいる。
マネージン記事 :"超高層ビル、海中ホテル、人工島・・・バブル終焉でドバイは「砂上の楼閣」に終わるのか"
ドバイは強気で行くしかない。
金のにおいにつられてくる者がいて始めて成り立つ商売ですからやるっきゃないわけです。
しかしドバイの鉄鋼ヤードはたぶん鉄であふれていますよ。
高いところに上ると馬鹿になって盆が見えないボンクラになるアメリカ様の今の立場をひと言で説明してくれましたw
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