マーケットエクスプレス(工業品)
===e-Commodity Market ExPRESS=========================================
マーケット・エクスプレス =工業品=(夕刊)
=======================================================2008/12/12発行==
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---目次----------------------------------------------------------------
[12/12]金・銀市況=総じて反落、金先限は2300円割れから下げ幅縮小
[12/12]プラチナ市況=総じて反落、プラチナは期先が下げ幅縮小し2ケタ安
[12/12]石油市況=油種間でまちまち、円急騰と夜間取引急落で値を削る
[12/12]ゴム市況=大幅円高で急落、東京先限は一時100円とび台まで後退
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[12/12]金・銀市況=総じて反落、金先限は2300円割れから下げ幅縮小
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【市況】
金・銀は総じて反落。金は、前場はニューヨーク高にもかかわらず1ドル=91円台
半ばの円高に圧迫されて総じて小反落となったが、下げ幅は限定的だった。昼過ぎ米自
動車大手3社の救済法案が米上院で合意に至らなかったことが伝えられると、88円台
前半まで円高に振れたほか、日経平均株価も500円を上回る暴落となったことから全
限月が急落し、先限は一時2300円台を割り込んだ。ただ、円相場が89円台半ばま
で戻して落ち着きを取り戻すと、金の戻りは鈍いながらも急落一服となった。終盤から
引けにかけて円が1ドル=90円台に反落したため、期中から期先は下げ幅を縮小し、
おおむね2300円台半ばで引けた。
前営業日比は、金標準が72〜50円安、金ミニが72〜50円安、銀が12.9円
安〜0.8円高。
推定出来高は、金が7万5114枚、金ミニが4万1464枚、銀が454枚。
【東京金・白金の価格差が逆転】
後場は金・銀・プラチナともに急落したが、米自動車大手3社の先行き不透明感が一
気に高まったことにより、プラチナの下げ幅が大幅なものとなった結果、東京先限ベー
スの金・白金の価格差が一時逆転した。価格差逆転は1994年1月以来のことだ。一
方、金・銀比価は再び80台を回復しており、金は銀やプラチナのいずれに対しても割
高感がある状況にある。
【ロコ・ロンドン(ドル建て現物相場)】
金のドル建て現物相場は、下落。東工取開始前に一時823ドルまで上昇したあと、
午前はユーロの小動きなどからおおむね819ドル台を挟んでもみ合いとなった。ただ
後場にはリスク回避の動きが優勢となり、一時810ドル台まで急落して下げ一服とな
った。「プラチナは自動車用触媒需要の減少から売られているが、金はユーロの上放れ
から押し目は買われると思う。原油は42〜43ドル辺りが下値のメドではないか」
(三菱商事フユーチャーズ証券 菅田修司氏)との声もあった。利食い売りが予想さ
れ、800ドル接近局面の下値の堅さを確認できるかが注目される。
(オーバルネクスト 東京/森 成俊)
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[12/12]プラチナ市況=総じて反落、プラチナは期先が下げ幅縮小し2ケタ安
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【場況】
プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて反落。プラチナはニューヨークが高かったも
のの円高などを受けて売り優勢で始まった。その後は株価の下げ一服を受けて先限がプ
ラスサイドを回復する場面も見られた。後場に入ると、米自動車メーカー救済法案の廃
案が伝えられたことをきっかけとした株安・円高を受けて急落し、先限足は2276円
まで下落し、2003年6月以来の安値を付けた。終盤は円の反落から下げ幅を縮小
し、期先3本は2ケタ安で引けた。パラジウムはニューヨーク安や円高を受けて総じて
売り優勢となった。プラチナと同様に終盤は円の軟化から下げ幅を縮小した。
前営業日比は、プラチナが160〜68円安、パラジウムが43〜14円安。
推定出来高は、プラチナが2万2711枚、パラジウムが452枚。
【米自動車メーカー救済法案の廃案で需要減少懸念が強まる】
米自動車メーカー救済法案は米下院で可決したが、上院では経営再建を促していない
として修正案が協議されたが、賃金引き下げで話し合いがまとまらず、廃案となった。
ホワイトハウスのスポークスマンは「あらゆる選択肢を検討する」とコメントしたが、
具体的な内容は不明である。ビッグスリーが破たんすることになれば株安・円高が進
み、プラチナは下値を試すことになりそうだ。また今夜は11月の米小売売上高の発表
もある。事前予想では前月比1.9%減。予想より弱い数字となると株安からプラチナ
の売り材料となりそうだ。
【金とプラチナの価格が逆転】
米自動車メーカー救済法案の廃案をきっかけとした急落を受けて金とプラチナの先限
価格が逆転した。7月以降の調整局面で金は資金の逃避先(セーフヘイブン)として買
われたことが下支え要因になる一方、プラチナは景気後退による需要減少懸念が圧迫要
因になって下値を試した。プラチナは長期的には排ガス規制強化による需要堅調などが
下支え要因だが、景気後退が長期化すると需要は伸び悩むとみられ、逆転した状態も長
引く可能性が出てくる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
プラチナは、午前中に829.50ドルに上昇する場面も見られたが、午後に入る
と、米自動車メーカー救済法案の廃案をきっかけに急落し、800ドルの節目を試し
た。しかし800ドル割れは長く続かず、820ドルまで急速に戻した。
(オーバルネクスト 東京/森 成俊)
注:e−profitのリースレートに関して
オプション・統計情報内のリースレートはソースが違うため、値が違う場合がありま
す。最新値は市況内のリースレートで確認してください。
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[12/12]石油市況=油種間でまちまち、円急騰と夜間取引急落で値を削る
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【市況】
東京石油市場は油種間でまちまち。ガソリンが反発、灯油は期近安の期先高、原油は
急伸。朝方は円高が圧迫材料となったものの、ニューヨーク原油が石油輸出国機構(O
PEC)の追加減産観測や対ユーロでの大幅なドル安を受けて急騰したことから、原
油・製品ともに買いが先行した。昼過ぎに米上院で自動車救済法案の審議が難航してい
ると伝えられると、NY原油の夜間取引が急落、ドル売りから円相場が急騰して、大き
く値を削った。ガソリン・灯油ともに先限が一時高値から3000円前後も下落した。
ただ、その後は落ち着きを取り戻し、安値からは値を戻した。
正午過ぎに米上院で自動車救済法案が合意に至らなかったと報じられたことで、ドル
売りから円相場が急騰、ニューヨーク原油の夜間取引も一時45ドル台前半まで急落し
た。その後の夜間取引では46ドル前後まで値を戻した。
後場後半は、ニューヨーク原油の夜間取引が下げ幅を縮小させたこともあり、大引け
まで戻す展開となった。原油に対して製品の上値は抑えられ、クラック・スプレッド
(製品と原油のサヤ)が縮小した。
前営業日比は、ガソリンが170〜900円高。灯油が790円安〜660円高。原
油が490〜1230円高。
推定出来高はガソリンが1万7100枚、灯油が6211枚、原油が3284枚。
【米自動車救済法案が米上院で合意せず】
米上院で自動車救済法案が合意に至らず、ドルや株は一時パニック的な売りに押され
た。ドル・円相場は一時13年ぶりとなる1ドル=88円台まで円高が進み、日経平均
も600円超の下げとなった。ユーロ・ドルが急落したこともあり、ニューヨーク原油
も夜間取引で45.14ドルまで売られた。その後、ドルや株価、ニューヨーク原油の
夜間取引もやや落ち着きを見せ、安値からは戻している。
【中部市場の動き】
中部石油製品はガソリン・灯油ともに下落。前場では大幅高だったものの、その後の
円高や夜間取引安が圧迫材料となって、下げに転じた。灯油の全限月が一代安値を更新
した。
前営業日比はガソリンが760〜260円安。灯油が1460〜500円安。軽油が
全限月が変わらず。
(オーバルネクスト 東京/柿原一也)
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[12/12]ゴム市況=大幅円高で急落、東京先限は一時100円とび台まで後退
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【市況】
東京ゴムは急落した。為替が大きく円高に振れたことが嫌気された。この下落により
一時は大きく下げ幅を拡大させ、先限は100円とび台まで売られた。円高の他、米ビ
ックスリーへの資金援助の法案が廃案となったことも売り材料視された。
大引けの前営業日比は、4.5〜3.2円安。推定出来高は2万8310枚。
【大幅円高の流れから売り先行の場面】
12日の東京外国為替市場は、米景気の後退懸念の高まりからドル売り圧力が強まっ
たことにより、円相場は一時1ドル=88円台まで急伸。米金利低下観測や米経済指標
の悪化から、円買い・ドル売りが進んだ海外市場の流れを引き継いだ。米ビックスリー
の救済法案審議が廃案と伝えられたこともドル安を加速した。この大幅円高から東京ゴ
ム市場では嫌気売りが主導し、先限は一時100.2円まで売られた。石油など他市場
高が好感されて一時は堅調に推移していたが、円高の流れから急落した。
【ビックスリーへのつなぎ融資の法案は廃案に】
米上院は11日、本会議を開き下院を通過した最大140億ドルのつなぎ融資を供与
するビッグスリー救済法案を審議したが、協議は決裂した。上院は採決に進むための手
続き投票で必要な票を獲得できず、法案は廃案に追い込まれた。この結果、今後の焦点
は、政府が金融安定化法の公的資金を使って支援するか、連邦準備理事会(FRB)が
緊急融資に踏み切るかどうかに移る。つなぎ融資がなければ、GMは年内に経営破綻追
い込まれる可能性が高い。協議決裂後、GM側は政府が援に踏み切るよう訴えた。法案
廃案によりGMは弁護士など破綻処理の専門家を雇い、米連邦破産法11条の適用を申
請すべきかどうか検討している、と米紙ウォールストリート・ジャーナルは報じてい
る。
【中部市場】
中部市場は、総じて下落した。RSSは先限がストップ安まで下落するなど、期先中
心に売りが先行した。ゴム指数も期先がストップ安まで売られ、地合いを崩した。
大引けの前営業日比は、中部RSSは7.0円安〜変わらず、ゴム指数は5.00〜
1.10ポイント安、TSR20は全限月が変わらず。
推定出来高は、RSSが36枚、ゴム指数が42枚、TSR20が36枚。
【海外市況】
本日午後4時30分ごろの上海ゴム市況は、中心限月の3月限が前営業日比変わらず
の9330元となるなど総じて同値圏。午後4時現在のシンガポールゴム市況は、RS
S、TSRともに限月によりまちまちな商状で推移している。
(オーバルネクスト 東京/小針秀夫)
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東京円
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
89.57 +2.93 91.51 88.14 91.86 92.50 0
0
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東京金
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
08/12 2340 -72 2408 2409 2323 2412 152
09/02 2347 -70 2410 2410 2330 2417 63
09/04 2360 -56 2409 2415 2327 2416 67
09/06 2368 -50 2410 2416 2326 2418 372
09/08 2362 -51 2412 2415 2310 2413 5472
09/10 2361 -52 2402 2413 2296 2413 68988
出来高 75114
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東京銀
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
08/12
09/02 303.5 +0.8 303.5 303.5 303.5 302.7 1
09/04
09/06 290.1 -10.9 302.0 302.0 290.1 301.0 4
09/08 292.2 -12.9 305.1 305.1 290.1 305.1 14
09/10 293.0 -10.8 303.0 303.0 289.0 303.8 435
出来高 454
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東京白金
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
08/12 2380 -160 2510 2510 2374 2540 11
09/02 2360 -146 2463 2470 2340 2506 65
09/04 2350 -155 2489 2489 2350 2505 46
09/06 2396 -96 2475 2476 2332 2492 215
09/08 2392 -78 2450 2466 2301 2470 1242
09/10 2387 -68 2439 2460 2276 2455 21132
出来高 22711
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東京パラジウム
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
08/12 511 -19 530 540 511 530 23
09/02
09/04 536 -14 536 536 536 550 5
09/06 511 -38 542 542 511 549 41
09/08 510 -43 544 544 510 553 44
09/10 522 -28 543 547 503 550 339
出来高 452
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東京ガソリン
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
09/01 28320 +170 29200 29820 27720 28150 351
09/02 28640 +520 29590 30120 27940 28120 112
09/03 29540 +500 30300 30890 28770 29040 136
09/04 32290 +780 33210 33560 31260 31510 640
09/05 33330 +900 33900 34470 32160 32430 1455
09/06 33160 +810 33850 34630 31710 32350 14406
出来高 17100
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東京灯油
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
09/01 41010 -790 43000 43550 40500 41800 347
09/02 38870 -750 41130 41360 38440 39620 424
09/03 37790 -110 39340 39630 36910 37900 293
09/04 37290 +20 38770 38940 36550 37270 535
09/05 36760 +390 37510 38080 35600 36370 1142
09/06 36200 +660 36690 37640 34600 35540 3470
出来高 6211
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東京原油
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
08/12 24160 +490 24600 24720 24060 23670 17
09/01 24660 +1000 24930 25640 24300 23660 34
09/02 25560 +990 26410 26410 25020 24570 50
09/03 26170 +1110 26940 27400 25680 25060 162
09/04 27050 +1230 27460 28260 26380 25820 402
09/05 27640 +800 28000 28860 26750 26840 2619
出来高 3284
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東京ゴム
限月 終値 前日比 始値 高値 安値 前日 出来高
08/12 94.5 -4.5 101.0 103.0 94.3 99.0 29
09/01 97.1 -3.2 104.1 104.8 94.1 100.3 68
09/02 99.2 -3.6 108.5 108.6 95.7 102.8 108
09/03 101.0 -4.4 109.9 109.9 97.9 105.4 143
09/04 103.8 -3.3 111.4 111.5 98.7 107.1 2978
09/05 105.8 -4.2 111.5 113.9 100.2 110.0 24984
出来高 28310
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