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緊急対応病院に昭和大病院などを指定へ 東京の妊婦死亡問題

2008.12.17 01:21

 東京都内の妊婦=当時(36)=が計8病院から搬送を断られ、出産後に脳内出血で死亡した問題を受けて、脳疾患などを併発した重症妊婦をすべて受け入れる緊急対応病院の設置を検討していた「東京都周産期医療協議会」(会長・岡井崇昭和大医学部教授)は16日、昭和大病院(品川区)をはじめとする3病院程度を緊急対応病院に指定する方針を固めた。緊急対応病院は、17日の同協議会で正式決定される。

 関係者によると、緊急対応病院として指定されるのは昭和大病院のほか、日赤医療センター(渋谷区)、日大板橋病院(板橋区)の3病院程度。いずれもリスクの高い妊婦を受け入れる総合周産期母子医療センターに認定されているうえ、救命救急センターが併設されている。

 これまでは都内を8地域に分け、それぞれの地域にある総合周産期母子医療センターが症状の重い妊婦を受け入れていた。今後は搬送先を探す手間を省き、短時間で妊婦を受け入れて診察するため、指定された病院の産科医が窓口となり、手術室や新生児集中治療室(NICU)と連携して対応する。ほかの病院でも診療可能と判断すれば、再搬送も行う。

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