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大病乗り越えて…藤田まこと「仕事人」で復活

久々に公の場に姿を見せた中村主水役の藤田まことは、会見を終えて大勢の報道陣に笑顔を見せる
久々に公の場に姿を見せた中村主水役の藤田まことは、会見を終えて大勢の報道陣に笑顔を見せる
Photo By スポニチ

 5月に食道がんの手術を受けた俳優の藤田まこと(75)が13日、テレビ朝日系の連続時代劇「必殺仕事人2009」(来年1月9日スタート、金曜後9・00)を撮影中の松竹京都撮影所で会見した。公の場に姿を見せるのは4月に病気を告白してから初めて。「神様が“復帰第1作は中村主水がいいんじゃないか”と考えてくださったんじゃないか」と代表作での復帰に感無量の様子。

 仕事人のテーマ曲に乗って、おなじみの主水の格好で姿を見せると「年末年始も仕事だぜ。年が明けたら主水だぜ」と口も滑らか。顔色も良く、一見しては大病を患ったようには見えない。

 ただ、実際の闘病生活は、苦しいものだったようだ。退院したのは8月末。当時は全く歩けなかったといい「点滴だけで2カ月と15日くらい生きていました。だけどその間も絶対に復帰するんだという信念で頑張ってきました」と振り返った。

 退院直後から続けているリハビリは当面、撮影と並行してやっていく予定。もともとの体重62キロは8キロ減ったが4キロ戻ったといい「あと半分戻したいです」とも。落ちた筋肉回復のために、筋トレなどもしているという。

 撮影には「必殺…」の新春スペシャル(1月4日後9・00)で10月20日にすでに復帰しており、現在行っている連続ドラマ部分の撮影も順調。「せっかくだからちょっと違った面を見せたい。影のある主水をやってみたい」と意気込んでいた。

[ 2008年12月14日 ]

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