広島県からの移管を受けて来年4月に開設する神石高原町立病院の懸案だった医師の確保について、牧野雄光町長は16日、町議会定例会の一般質問で「医師6人中4人の残留が決まった」と述べた。指定管理者になる医療法人社団陽正会の派遣医師などを合わせ、現状の医師体制がほぼ維持される見通しとなった。
牧野町長は、県立神石三和病院に勤務する医師4人、看護師20人が残ることを明らかにした上で、「十分ではないが、スタートには支障はないと考えている」と述べた。
現在病院には常勤6人、非常勤3人の医師が勤務している。町は9月に陽正会側から「医師の確保を陽正会だけで行うのは困難」と伝えられたのを受け、同月末、神石三和病院に要望書を提出していた。
【写真説明】来春開設の町立病院で、現在の医師体制がほぼ維持される見通しとなった県立神石三和病院
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