あわせて読みたいブログパーツ

お得なポイント貯まる!ECナビ

チェーン・ポイズンを読んだ。。。

テーマ:日記 2008-11-05 23:24:56
チェーン・ポイズン/本多 孝好
¥1,680
Amazon.co.jp

を読んだ。300ページ弱、約3時間半かかって制覇

読み終えて『暗黒童話』を思い出した。

これも最後にどんでん返しがあってビックリしたけれど、本多さんもやっちゃうんだ!と驚きました。


”誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、謎の人物からのささやき。「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美を差し上げます」それは決して悪い取り引きではないように思われた―。新境地を開いた驚愕のミステリー。”という謳い文句は本物です!




以下ネタバレ含むので、嫌な方は飛ばしてください↓


主人公はしがない雑誌編集者?自分の仕事は他人のプライバシーにズカズカと土足で踏み入るような仕事だと嫌悪感を感じている。

そんな主人公が取材した2人の有名人が共に取材日より約1年後死亡。そして、同じように服毒自殺によって発見されたOLの死体が発見される

どうして有名人じゃなくOLなのかと引っかかる主人公はそのOLの身辺調査を始める

OLは同僚から言わせれば『イライラする存在』学生時代の友達に言わせれば『遠足で居なくなっても気付かれないほど影の薄い存在』そんな表現が何だか深いと思った。

人の評価っていうのは周りがつけるものだけれど、じゃぁ、もしもボクが今居なくなったら周りはボクの事をどう表現するのかな?って考えた。

持ち味のかみ合わない会話はあまり登場しなかったのだけれど

後輩との電車内でのやり取りで「お前は俺が声をかける前に一体何を考えていた?」っていうようなくだりが笑えました。そんなこと聞かれても思いつかないよな(笑)


そしてやっぱり、登場人物の人格崩壊度がまた(゜∀゜)イイ!!

なんだろうねぇ。。。親近感というかそういうものを感じます。

ボクが一番好きなのは『瑠璃』の主人公なんだけれど(笑)

ぁ。『眠りのための暖かな場所』の主人公も好きだな。

皆人格崩壊度が半端ないんですよね(笑)


って、話は戻って

途中でつじつまが合わなくなってくるんですよね

章子(OL)が掛けた筈の生命保険金の行方や遺書の内容なんかがそぐわなくなってきて

ま、遺書の方は気付いたんですけれどでも生命保険云々には最後まで気付きませんでした。

そこに伏線を張ってたのか!って

章子が2人居たわけですよ。冒頭で「私の名前はこの本の作者と同じ章子」という書き出しがあったのでてっきりこの人が死んだOLさんだと思ってい訳なのですが

この人は先に死んだOLさんに試されたというかなんというか、そういう女性だったんですね。

『本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?そうしたら1年頑張ったご褒美として眠るような死を差し上げます』みたいなことを言われて、1年後のご褒美を信じて生きようとするわけなんですね。

その女性は結局たまたまポスターを観ていたら勧誘されて養護施設のボランティアを始めて、そこの経営は苦しくて園長は途中で死ぬわけなのですが、その際に言う訳なんですよ

『アナタの息子は施設を潰すといっている、だから権利と遺産を保育士へ渡すと遺言を書いてくれ。アナタは私に初めに子供達への責任を負うことになるといったのを覚えてますよね?』って

園長の息子は経営の苦しい会社を持っていて、その施設を売り払って資金にしたいと思っていて。。。

でも、園長は『私が話をするから、あの子は優しい子だから大丈夫』とかなんとか言って、結局死んでみて遺書を見ると息子有為の遺書で施設や施設の子供のことは二の次だったって

”死ぬのがそんなに偉いのか?煩わしいことをこれ以上押し付けないでくれというのか?”みたいなくだりは泣けました。。。。


ホスピスでの話とか本当深いなって思いました。死にたいと願うものといやがおうなしに死に行く命。

同じ時間の中で感じ方が違うというかなんというか。

医院長先生の『人は一人分の孤独を受け止めるだけの容量はあるが、それをネットや何かで知り合った見ず知らずの人と分け合ったところでどうなるという?』っていうような問いが苦しかった。


ふかーい!!と読み終えてにんまり。。。

今回はカフェ併設の本屋さんで立ち読みならぬ座り読みをしてきたので未購入な訳で、途中あやふやで本多さんファンには違うよ!って指摘を受ける点も多々あるかと思いますけれどこんな感じの内容だったと思うのです。

もっとゆっくり読みたいなって思いました。真夜中の~以来のヒット。正義の味方はあまり好きじゃないんだよな。。。。


正義の味方から方向が変わった気がするけれど、こういう作品も好きだなぁ。。。

っていうか、本多さんすきだぁぁぁぁ!!



さて。。。

寝よう。。。。

コメント

[コメント記入欄を表示]

■無題

初めまして。

失礼を承知でコメントします。
批判的なこと書きますので読まずに削除してくれても結構です。
特に落ち込んでたり精神的に不安定でしたら読まないでね。







> 今回はカフェ併設の本屋さんで立ち読みならぬ座り読みをしてきたので未購入な訳で、

こういうの平気で書いてるけど、恥ずかしくないのでしょうか?
本を選ぶのにさわりの部分だけ読むとかの為に置いてある椅子なんだと思う。
例えは悪いけど、いい歳した大人が万引きしてますって言ってるのと同じだと思う。
物を盗ってる訳じゃないけどさ。

本屋では確かに本というモノを売ってるけど、
本当は形に出来ない文章などがメインの商品なんだよね。
メディアじゃなくてコンテンツを売ってるの。

私はプログラマですが、
せっかく頑張ってソフト作ったのにメディア代はほぼ0円だからって勝手にコピーされたら困るのと同じ。

このブログをどこかの出版社が勝手(に著作料もくれないで)本にして売ったらmaさんも嫌じゃありませんか?
maさんも発信する側であるなら分ると思いますが...

コンテンツには敬意と真っ当なお金を払っていただきたいです。
どうしても無料で読みたかったら図書館ってのもあるんだし。

きつい言い方しか出来なくてゴメン。

■はじめまして

失礼を承知で。と前置きをされるのであれば正々堂々と素性を明かしていただければよろしいのではないかと思います。
これではただの言い逃げです。
私はアナタに恥ずかしくないのですか?と聞きたいです。私を否定するのは構いませんが、これでは一方通行。あなたの自己満足にしかならないのではないですか?

アナタの問いに答えます。
恥ずかしくないです。
本屋に併設のカフェという商売があり、それが法律上なんの問題もないから成り立っている。
だとしたらソレを使用することに何の問題があるというのですか?
ソコには確かにルールはあります。マナーと言ったほうがいいかもしれませんね。カフェで何かを注文する代わりに本を読むことができる。そうして成り立っている以上、私を否定するよりもその商売元にクレームなり何なり入れてください。

短絡的過ぎると思います。
確かに自分のブログが無許可で出版される事には抵抗があります。しかし、そのリスクすら受け入れているから私はこうして毎日ここを使用しています。
著者はどうですか?本にする事が仕事で、それを消費者が買うか買わないかは自由です。
それを否定するのなら全ての本にカバーを掛けて立ち読み禁止、中古販売禁止と謳えばいいのではないでしょうか??
プログラムと本は一緒ですか?
短絡的過ぎると思います。

お怒りは理解したいですが、頭ごなしの否定と素性を明かさぬアナタの態度には遺憾を抱きます。
削除はしません。逃げたくありませんから。
前置きをするということは読んで欲しいからなんですよね。
こんな方法で書き込むことがrayさんの意見と言えるのかは私には解りませんが。。。

■無題

そうですね。私にもいたらないところが沢山あります。失礼しました。
忠告ありがとう。
立ち読みの話に私の素性が大切なことには思えなかったので書きませんでした。

なにが知りたいのかよく分らないけど...
ここにはチェーンポイズンでググって来ました。
本はノンフィクション全般と純愛モノをよく読みます。
平凡な家庭に育って、情報系の大学院を出てずっと(7年ほど)プログラマをしてます。
それとも本名やメアドとかの事かな?
必要ならメッセージを送ります。

どういうブックカフェで座り読みしたのかハッキリしないまま書いてしまってすみません。
最近は漫喫に近いものなど、いろいろなタイプのブックカフェがあるのに。

大型書店に付属するカフェのような、
購入前の本でもゆっくり読んでから買うかどうか決めれる所だと思い込んでいました。
購入前の本を"読む"ためのカフェではなく、買う前に"選ぶ"ためのカフェのことね。
そういうカフェのお茶代に本読み代(?)までは入っていないでしょう?
漫喫と同じように考えて店の本を好きなだけ読んでいいと捉えられているならマナーとしてどうよと感じます。
いくら丁寧に扱っても沢山の人が読んだ本は売り物にはならなくなるし。
maさんがこういうカフェで平気で一冊読んでいると思って書きました。
違いましたか?

それと立ち読みを全否定してるわけではありません。
本屋さんで探すのも楽しいですから。程度の問題です。
コミックは昔はカバー(シュリンクのこと)なかったのに、あまりにも立ち読みばかりで買わないからカバー付けるようになったでしょ。
本屋さんの本音では全部カバーつけたいけど手間的にできないのが大きいからですよ。
(知人の店長の話なので本屋一般がそうではないかも知れない)


プログラムと本は本質的には同じだと思っています。
本は感じたこと、考えたこと、想像したことなどを主に文字としてアウトプットしたものですよね?
私たちプログラマも、こんなことが出来たらいいな便利だなと思い、どうしたら実現できるのか必死に考え、プログラミング言語でアウトプットしています。

コメント投稿

コメント記入欄を表示するには、下記のボタンを押してください。
※新しくブラウザが別ウィンドウで開きます。

一緒にプレゼントも贈ろう!

powered by Ameba by CyberAgent