夏競馬事情
夏競馬が真っ盛り。秋に向けて休養する馬、レースで力をつけていく馬、様々な馬たちの夏競馬が繰り広げられている。
先週の小倉記念、ずっと応援しているドリームジャーニーが力のさを見せつける圧巻の勝利。父ステイゴールドが本格化したのは古馬になってからだが、最優秀2歳牡馬を獲得したドリームジャーニー。早熟感のあった彼が秋に向けて円熟味を増していきそうな予感がする。
海外では、ビッグブラウンが復活した。前走ベルモントSではまさかの競争中止。どうなるのかと思ったが、Monmouth Park(モンマスパーク競馬場)で行われたHaskell Invitational Handicap(ハスケル招待H)に出走し、見事に優勝。
レースは、好スタートを見せ、2番手に控えると道中はマイペースに進んでいく。そして、前走まさかの失速となった、4コーナー手前、春先のようにスーっと先頭に立てない。直線半ばでも逃げるCoal Play(コールプレイ)を交わせない。懸命にデザーモ騎手がムチを入れながら懸命に追う。だが、最後の最後で交わし優勝。今年度一杯で引退が決まっているビッグブラウンだが、秋のブリーダーズカップに向けて良い復活となった。レース映像はこちら。
先週のことになるが、1995年の第62回東京優駿を勝ったタヤスツヨシが放牧中の事故で骨折し、安楽死処分となった。タヤスツヨシはサンデーサイレンスの初年度産駒であり、期待の一頭であった。だが、同じサンデーサイレンス産駒にフジキセキがいたために、この年のダービーは、だれもがフジキセキで決まりだと思っていた。しかし、フジキセキは弥生賞を勝った後に屈腱炎を煩い引退。この年のクラシックは一気に混戦模様となった。
そして、皐月賞。1番人気は毎日杯を強い勝ち方で勝利しての挑戦となった、ニッポーテイオー産駒のダイタクテイオー。タヤスツヨシは4番人気だった。その皐月賞、勝者となったのは先行して抜け出したジェニュインだった。ジェニュインは、サンデーサイレンス産駒として初のクラシックホースとなった。後方から追い込んだタヤスツヨシは惜しくも2着に破れてしまう。
あの追い込みを見て、僕はダービーの勝利馬はタヤスツヨシだと確信した。ダービー当日、タヤスツヨシは1番人気だった。好スタートを切ったタヤスツヨシは中段より後ろ。道中はこれまでの鬱憤を発散させるタイミングのみを伺うような落ち着いたレース運びで進める。直線に入り、タヤスツヨシは外側を通る。先行馬も粘り、ジェニュインが抜け出したとき、一頭だけ違ったスピードでジェニュインを並ぶまもなく抜かしていく馬がいた。タヤスツヨシだった。そのスピードのまま一着でゴール。第62代ダービー馬、サンデーサイレンス産駒初のダービー馬という称号はタヤスツヨシが手に入れた。予想を的中させた僕は、おじさんからお小遣いを頂いた。
僕の高校生活最後のダービー馬、タヤスツヨシ。高校時代の友達と繰り広げた座談会が懐かしい。そんな、思い出のダービー馬タヤスツヨシ。ダービー2代制覇の夢は残された子ども達が引き継いでくれるのだろうか。余談だが、勝利ジョッキーとなった小島貞博騎手だが、ミホノブルボンで逃げてダービーを制覇し、タヤスツヨシで追い込んでダービーを制覇。日本ダービーを逃げと追い込んで勝利という2種類の景色を眺めたジョッキーは小島貞博だけだと思う。
タヤスツヨシ号よ、安らかに。
馬名 タヤスツヨシ
生年月日 1992. 4.26
生産地 北海道千歳
生産者 社台ファーム
性別 牡
毛色 黒鹿毛
調教師 鶴留明雄(栗東)
馬主 横瀬寛一
競走成績 13戦4勝
獲得賞金 297,436,000円
重賞 94ラジオたんぱ賞3歳S、95東京優駿
1995年皐月賞レース映像はこちら。
1995年ダービーレース映像はこちら。
先週の小倉記念、ずっと応援しているドリームジャーニーが力のさを見せつける圧巻の勝利。父ステイゴールドが本格化したのは古馬になってからだが、最優秀2歳牡馬を獲得したドリームジャーニー。早熟感のあった彼が秋に向けて円熟味を増していきそうな予感がする。
海外では、ビッグブラウンが復活した。前走ベルモントSではまさかの競争中止。どうなるのかと思ったが、Monmouth Park(モンマスパーク競馬場)で行われたHaskell Invitational Handicap(ハスケル招待H)に出走し、見事に優勝。
レースは、好スタートを見せ、2番手に控えると道中はマイペースに進んでいく。そして、前走まさかの失速となった、4コーナー手前、春先のようにスーっと先頭に立てない。直線半ばでも逃げるCoal Play(コールプレイ)を交わせない。懸命にデザーモ騎手がムチを入れながら懸命に追う。だが、最後の最後で交わし優勝。今年度一杯で引退が決まっているビッグブラウンだが、秋のブリーダーズカップに向けて良い復活となった。レース映像はこちら。
先週のことになるが、1995年の第62回東京優駿を勝ったタヤスツヨシが放牧中の事故で骨折し、安楽死処分となった。タヤスツヨシはサンデーサイレンスの初年度産駒であり、期待の一頭であった。だが、同じサンデーサイレンス産駒にフジキセキがいたために、この年のダービーは、だれもがフジキセキで決まりだと思っていた。しかし、フジキセキは弥生賞を勝った後に屈腱炎を煩い引退。この年のクラシックは一気に混戦模様となった。
そして、皐月賞。1番人気は毎日杯を強い勝ち方で勝利しての挑戦となった、ニッポーテイオー産駒のダイタクテイオー。タヤスツヨシは4番人気だった。その皐月賞、勝者となったのは先行して抜け出したジェニュインだった。ジェニュインは、サンデーサイレンス産駒として初のクラシックホースとなった。後方から追い込んだタヤスツヨシは惜しくも2着に破れてしまう。
あの追い込みを見て、僕はダービーの勝利馬はタヤスツヨシだと確信した。ダービー当日、タヤスツヨシは1番人気だった。好スタートを切ったタヤスツヨシは中段より後ろ。道中はこれまでの鬱憤を発散させるタイミングのみを伺うような落ち着いたレース運びで進める。直線に入り、タヤスツヨシは外側を通る。先行馬も粘り、ジェニュインが抜け出したとき、一頭だけ違ったスピードでジェニュインを並ぶまもなく抜かしていく馬がいた。タヤスツヨシだった。そのスピードのまま一着でゴール。第62代ダービー馬、サンデーサイレンス産駒初のダービー馬という称号はタヤスツヨシが手に入れた。予想を的中させた僕は、おじさんからお小遣いを頂いた。
僕の高校生活最後のダービー馬、タヤスツヨシ。高校時代の友達と繰り広げた座談会が懐かしい。そんな、思い出のダービー馬タヤスツヨシ。ダービー2代制覇の夢は残された子ども達が引き継いでくれるのだろうか。余談だが、勝利ジョッキーとなった小島貞博騎手だが、ミホノブルボンで逃げてダービーを制覇し、タヤスツヨシで追い込んでダービーを制覇。日本ダービーを逃げと追い込んで勝利という2種類の景色を眺めたジョッキーは小島貞博だけだと思う。
タヤスツヨシ号よ、安らかに。
馬名 タヤスツヨシ
生年月日 1992. 4.26
生産地 北海道千歳
生産者 社台ファーム
性別 牡
毛色 黒鹿毛
調教師 鶴留明雄(栗東)
馬主 横瀬寛一
競走成績 13戦4勝
獲得賞金 297,436,000円
重賞 94ラジオたんぱ賞3歳S、95東京優駿
1995年皐月賞レース映像はこちら。
1995年ダービーレース映像はこちら。
by ikkokukandesu | 2008-08-06 14:55 | 競馬 | Trackback | Comments(4)
「東田直樹」君のテレビ
会話が出来ない自閉症少年「東田直樹」君のテレビのお知らせ
8/30(土) テレビ東京(東京12チャンネル)系列 全国放送
13:30~14:25
ザ・ドキュメンタリー 「東田直樹特集」
前回(3/31)は衛星放送でしたが、今回は地上波です。
どなたでも見ることができます。
再放送ではなく、追加撮影+新編成です。
東田君は、小学館、朝日新聞社などから
11冊の本を出版しています。
会話が出来ない自閉症少年「東田直樹」君のテレビのお知らせ
8/30(土) テレビ東京(東京12チャンネル)系列 全国放送
13:30~14:25
ザ・ドキュメンタリー 「東田直樹特集」
前回(3/31)は衛星放送でしたが、今回は地上波です。
どなたでも見ることができます。
再放送ではなく、追加撮影+新編成です。
東田君は、小学館、朝日新聞社などから
11冊の本を出版しています。
産駒ですと、トップオブツヨシが一番の出世頭になるんでしょうか。
フジキセキがコンスタントに子どもを出しているだけに
もうちょっと長生きしてくれてたら・・・ですね。
こちらは夏競馬をほとんど傷つくことなく順調に過ごしております(笑)
中央場所が始まったら不安ですが(笑)
フジキセキがコンスタントに子どもを出しているだけに
もうちょっと長生きしてくれてたら・・・ですね。
こちらは夏競馬をほとんど傷つくことなく順調に過ごしております(笑)
中央場所が始まったら不安ですが(笑)
とらちゃんさん
貴重な情報ありがとうございました。
是非、番組を拝見したいと思います。
貴重な情報ありがとうございました。
是非、番組を拝見したいと思います。
とよさん
タヤスツヨシ産駒で活躍馬は、2006年の交流G1ダービーグランプリを勝ったマンオブパーサー、オーストラリアのG1を2勝した牝馬Hollow Bulletなどがいますね。また、2006年に南関の東京ダービーを18才2ヶ月という最年少で優勝した町田直希騎乗のビービートルネードなどがいますね。タイプ的にはダート馬が多い感じですね。
残りの産駒に期待したいところです。
タヤスツヨシ産駒で活躍馬は、2006年の交流G1ダービーグランプリを勝ったマンオブパーサー、オーストラリアのG1を2勝した牝馬Hollow Bulletなどがいますね。また、2006年に南関の東京ダービーを18才2ヶ月という最年少で優勝した町田直希騎乗のビービートルネードなどがいますね。タイプ的にはダート馬が多い感じですね。
残りの産駒に期待したいところです。