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原州に「韓民族歴史館」建設へ

 北方大陸を舞台に展開された韓国民族史の実情を伝えるための「韓民族歴史館」が江原道原州に建設される。韓民族歴史館建設準備委員会は15日、2010年までに70億ウォン(約4億6700万円)を投じ、原州市富論面ソンゴク里山一帯の1411万6500平方メートルの敷地に、建築面積1983平方メートルの歴史館を建設する予定だと発表した。

 同委員会は「韓半島(朝鮮半島)以北の地での歴史的資料を発掘・収集し展示」「東北工程(高句麗・渤海の歴史を中国の歴史に編入しようとする企図)や独島(日本名:竹島)領有権問題などに備えるための体系的な歴史教育の機会を提供」「国民的な領土守護意識を提唱」する役割を歴史館が果たすことになるだろうと説明した。展示館は古朝鮮館、高句麗館、渤海館、間島館、原州館などから成る。

 歴史館の敷地は、1712年の白頭山定界碑の建設当時、朝鮮側代表の接伴役だった朴権(パク・グォン)=1658-1715=の末裔、朴炳一(パク・ビョンイル)氏が寄贈した。歴史館の着工は来年上半期中の予定で、施行は北方民族分かち合い協議会が、諮問は白山学会が担当する。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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