新生児治療室増床に補助 浦安市が私立大病院に新生児集中治療室(NICU)の病床不足を解消するため、千葉県浦安市が、地元の中核病院「順天堂大浦安病院」の増床に必要な費用約2800万円を補助する独自の事業費を2009年度予算案に盛り込むことを決めたことが16日、分かった。厚生労働省は「自治体独自の民間病院のNICUへの補助事業は全国初ではないか」としている。 浦安市は都県境にあるため都内からの救急搬送が増加している上、公立の地元中核病院が産科医の退職で産科診療を休止するなどしており、対策が急がれていた。 札幌市の未熟児が救急搬送の受け入れを拒否され死亡するなどNICUの病床不足が問題になる中、浦安市の事業は注目されそうだ。松崎秀樹市長は「受け皿づくりを迫られている。待ったなしの状況だ」と話している。
【共同通信】
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