こだわり
今年の新聞協会賞が先日発表された。
編集部門で受賞したのは「アスベスト被害一連の報道」。
受賞者は毎日新聞大阪本社科学環境部の大島秀利編集委員。
新聞記者はみんなサラリーマン。部署や担当がコロコロと変わる。
ひとつのテーマを続けて追いかけていくのは容易なことではない。至難の業だ。
大島記者は10年以上前からアスベスト問題をコツコツと粘り強く追いかけてきた。
阪神大震災直後の被災地で、既に問題にしていたのを指摘していたのを今も覚えている。
近年になりようやく他のメディアも追随するようになり、時代が追いついた。
× ×
新聞記者は、たぶん一番自慢が大好きな人種かもしれない。
「俺はこんな事件をやった」「大変だったあの時、俺は・・・」
残念ながらこの手の「特ダネ」話の大半には誇張が含まれ、時に妄想?も含まれている場合が多い。
特に誰もが知っている大事件や政局などを引きあいに出した時は要注意だ。
つまり、ま・ゆ・つ・ば ?
それでも、業界には「本物」を追いかけている人間も少なくない。そんな人らの大半は、決してひけらかしたりはしない。
もちろん、だれもが知っている事件や事象が持つ「権威」にはすがらない。
その人しか持っていない真の「こだわり」は、俗世間的な権威を必要としないからだ。
こだわりの裏にあるゆるぎない自信なんだろう。
うらやましい・・・。ほんの少しでも糧にしたい。
編集部門で受賞したのは「アスベスト被害一連の報道」。
受賞者は毎日新聞大阪本社科学環境部の大島秀利編集委員。
新聞記者はみんなサラリーマン。部署や担当がコロコロと変わる。
ひとつのテーマを続けて追いかけていくのは容易なことではない。至難の業だ。
大島記者は10年以上前からアスベスト問題をコツコツと粘り強く追いかけてきた。
阪神大震災直後の被災地で、既に問題にしていたのを指摘していたのを今も覚えている。
近年になりようやく他のメディアも追随するようになり、時代が追いついた。
× ×
新聞記者は、たぶん一番自慢が大好きな人種かもしれない。
「俺はこんな事件をやった」「大変だったあの時、俺は・・・」
残念ながらこの手の「特ダネ」話の大半には誇張が含まれ、時に妄想?も含まれている場合が多い。
特に誰もが知っている大事件や政局などを引きあいに出した時は要注意だ。
つまり、ま・ゆ・つ・ば ?
それでも、業界には「本物」を追いかけている人間も少なくない。そんな人らの大半は、決してひけらかしたりはしない。
もちろん、だれもが知っている事件や事象が持つ「権威」にはすがらない。
その人しか持っていない真の「こだわり」は、俗世間的な権威を必要としないからだ。
こだわりの裏にあるゆるぎない自信なんだろう。
うらやましい・・・。ほんの少しでも糧にしたい。