命の重さ
南アジアの最貧国、バングラデシュ。
その母子寮の今を追った毎日新聞の連載(社会面)が終わった。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081204ddm041040026000c.html
日常の勤務で、海外から流れてくる外国通信社のニュースを見ていると、命の「重さ」が国や地域によって全く異なることがわかる。
1人亡くなっても大きなニュースになる国と、数百人亡くなっても小さな記事にしかならない国……。
災害や事件が多い最貧国には、ニュースを掘り下げる特派員が駐在していないという事情も加わる。
もどかしさは消えず、少しでも何とかできないかと考える。
けれど、日本との関係や事故や事件の特殊性、など多くのことを加味しないと、他のニュースを押しのけて記事化するのは、現実には難しい。
バングラデシュではサイクロンで多くの犠牲者が毎年出ているし、おそらくほかにも災害や事故、貧困で死ぬ人は、国連などが発表する単なる「数字」でしか現れてこない。
連載では、そんなバングラデシュで、希望を見出そうとする若者を、「数字」の一部ではなく、多くの人生を凝縮した1人の人間として追っている。
本当に思いが伝わる記事は、フラフラと日々揺れている自分の背骨を立て直してくれる。(そう簡単にはいかないけれど……。)
その母子寮の今を追った毎日新聞の連載(社会面)が終わった。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081204ddm041040026000c.html
日常の勤務で、海外から流れてくる外国通信社のニュースを見ていると、命の「重さ」が国や地域によって全く異なることがわかる。
1人亡くなっても大きなニュースになる国と、数百人亡くなっても小さな記事にしかならない国……。
災害や事件が多い最貧国には、ニュースを掘り下げる特派員が駐在していないという事情も加わる。
もどかしさは消えず、少しでも何とかできないかと考える。
けれど、日本との関係や事故や事件の特殊性、など多くのことを加味しないと、他のニュースを押しのけて記事化するのは、現実には難しい。
バングラデシュではサイクロンで多くの犠牲者が毎年出ているし、おそらくほかにも災害や事故、貧困で死ぬ人は、国連などが発表する単なる「数字」でしか現れてこない。
連載では、そんなバングラデシュで、希望を見出そうとする若者を、「数字」の一部ではなく、多くの人生を凝縮した1人の人間として追っている。
本当に思いが伝わる記事は、フラフラと日々揺れている自分の背骨を立て直してくれる。(そう簡単にはいかないけれど……。)