2008年12月16日 10時30分更新
来年5月から始まる裁判員制度と同じように、裁判に国民が参加する韓国の制度を学ぶ講演会が、15日岡山市で開かれました。
この講演会は岡山弁護士会が開いたもので、およそ20人の弁護士を前に、法律を学ぶ韓国の大学生が韓国の裁判制度について説明しました。
この制度は、ことし1月から始まったもので、日本の裁判員制度と同じように国民が参加しますが、日本と違って最終的な判決は裁判官が決定します。
韓国の大学生は、裁判に参加した人に行ったアンケートの結果を紹介し、50%近くの人が「裁判の長さが負担になった」と答えたことや、24%の人が「法律用語が難しい」と答えたことを説明しました。
その上で、弁護士や裁判官は、わかりやすいことばを使うことが必要で、韓国ではアナウンサーから話し方の指導を受ける弁護士もいると述べました。
参加した弁護士は「日本ではまだ、制度が始まっていないため不安もある。韓国の例を参考に準備を進めたい。」と話していました。