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【サブカルちゃんねる】ヒット続出 元気なライトノベル (2/4ページ)
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漫画のように強烈な個性のあるキャラクターが登場し、テンポのいいセリフと展開で楽しませてくれるのがライトノベルの真骨頂。SFやファンタジー、ラブコメディーにスポーツものと、あらゆるジャンルをカバーする多様性もあり、漫画ではなく活字の本を読みたい若者層の目を引きつけた。
ライトノベルは「コンテンツビジネスの有力な供給源」(アスキー・メディアワークスの高野潔社長)にもなっている。漫画化やテレビアニメ化される作品も続出。この10月から発行150万部を誇る竹宮ゆゆこさんの「とらドラ!」や、300万部を超える鎌池和馬氏の「とある魔術の禁書目録(インデックス)」のアニメ放送が始まった。
今後も集英社スーパーダッシュ文庫の桜坂洋氏の「よくわかる現代魔法」などがライトノベル作品としてアニメ化を控える。
■各社が続々参入
活況ぶりをにらみ、新規参入する出版社も相次いでいる。小学館は2007年に「ガガガ文庫」を創刊。今年は一迅社が「一迅社文庫」「一迅社文庫アイリス」、ゲーム会社のビジュアルアーツも「VA文庫」を立ち上げた。しかし、竹書房の「ゼータ文庫」のように1年で消えるレーベルもあり、店頭での争いは激化する一方で、各社とも人気作家や作品の確保に懸命だ。