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年長フリーター、就職支援 35歳超…高齢化深刻 派遣会社が「仕事学校」 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:就職・転職
自治体も頭を悩ませている。神奈川県が設置した「かながわ若者就職支援センター」(横浜市)では、4月からの半年間の新たな利用者1074人のうち242人(23%)が30代。さらにこのうち54人(22%)が35歳以上で、その数は年々増えている。
厚生労働省の政策で埼玉県が設置した「ヤングキャリアセンター埼玉」(さいたま市)では、4月からの半年間の新規利用者3054人のうち4分の1が30代。7月までは対象を「34歳以下」としてきたが、厚労省の通知を受けて「おおむね34歳以下」に対象を広げた。6月には年長フリーター向けに「正社員への道☆入門」と題した面接時の自己PR法を学ぶセミナーを開始。これまでに約80人が受講した。
センターの岸田正寿主幹(41)は「30代の求人は企業も年齢的に即戦力を求めており、ある程度の技能がないと就職は難しい。だが、この年代はアルバイトでも何らかの経験を積んでおり、それを認識して表現できれば機会はある」と話す。