バークシャーが3日に株主総会、バフェット氏の話を聞きに3万人が出席へ
[オマハ(米ネブラスカ州) 1日 ロイター] 著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRKa.N: 株価, 企業情報, レポート) (BRKb.N: 株価, 企業情報, レポート)は3日、ネブラスカ州オマハで年次株主総会を開催する。
同社は「資本家のウッドストック」として知られるようになった株主総会に、昨年の2万7000人を上回る3万─3万2000人が参加すると推定している。
総会では77歳のバフェット氏と84歳になるチャールズ・マンガー副会長が、事業や景気についてばかりでなく、人生など幅広いトピックについても質疑応答を行う。
集まった株主らは、バフェット氏らの話に数時間も熱心に聞き入ることになる。これほど聴衆を引きつけられる人物は、そうはいない。
キャレット・ゼーン・キャピタル・マネジメントのフランク・ベッツ氏は「投資や経営倫理、資本主義を肯定するあらゆることについての知識が正しいと理解でき、われわれは熱意を回復する」と述べた。
バークシャーにとって2007年は好調な年となり、利益は20%増の132億ドル、収入も保険部門などの競争激化にもかかわらず20%増の1182億ドルとなった。
バークシャーの株価も年間で29%上昇した。米フォーブス誌によると、バフェット氏は620億ドルの資産を保有する世界一の富豪。資産価値のほとんどがバークシャー株で、将来は保有する全株を慈善事業に寄付するという。
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