米経済の悪化、大方の予想以上に長く深刻に=バフェット氏
[マドリード 21日 ロイター] 米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は21日、世界的な金融危機による米経済への影響は、大方の予想以上に深刻で長期にわたるとの見通しを示した。当地で行われた記者会見で語った。
バフェット氏は、経済の悪化による金融機関への影響は第二次世界大戦以降最悪と指摘。ただ、銀行に関しては、米連邦準備理事会(FRB)がベアー・スターンズBSC.N救済に乗り出し「金融市場のパニックが広がる」のを辛うじて食い止めたことから、最悪期は恐らく終わったとの見解を示した。「昨年8月以降、さまざまな金融機関を襲った津波はおおむね認識されたと考えている」と述べた。
ただ「米経済への影響に関しては、分からないが、大方が予想するより長く深刻になるだろう」との見方を示した。
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