バフェット氏、米政府に財政赤字削減の必要性を訴え
[ニューヨーク 22日 ロイター] 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、米政府に対し巨額の財政赤字削減に向け努力するよう訴えた。バフェット氏は、米国の財政赤字が国内総生産(GDP)と同じペースで拡大していくのは見たくないと述べた。
同氏は、投資会社のブラックストーン(BX.N: 株価, 企業情報, レポート)共同設立者のピーター・ピーターソン氏らとともに、ネブラスカ州オマハで21日開催された討論会で発言した。
この討論会はドキュメンタリー映画「I.O.U.S.A.」(「私はアメリカに貸しがある」の意味)の封切りに合わせて開催されたもので、全米350以上の映画館で同時中継された。
この映画は、米国が自国製品の輸出から国債の発行まで外国に依存しすぎており、米国の政治家は、次の選挙以降に影響が及ぶ事項に関して政治決断を下す勇気がないと批判している。
バフェット氏はオマハに本拠を置く投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKb.N: 株価, 企業情報, レポート)を経営する。
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