世界は第2次大戦以後最悪の金融危機に直面=ソロス氏

2008年 01月 22日 10:48 JST
 
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 [ウィーン 22日 ロイター] 著名投資家ジョージ・ソロス氏は、オーストリア国内紙とのインタビューで世界は第2次大戦以後最悪の金融危機に直面しており、米国はリセッション(景気後退)入りする可能性があるとの見解を示した。

 ソロス氏は「状況は第2次大戦終結以後どの経済危機よりも深刻だ」と述べた。

 過去数年政治は「市場原理主義」のようなものに起因する、ある種の基本的な誤解によって行われてきたと指摘し、「これは間違った思想であり、われわれは実際に現在、深刻な金融危機に直面している」と述べた。

 米国はリセッションに向かっているかとの質問には「その通り。米国には脅威となっている」と述べた。

 また、リセッションは欧州にとっても脅威である点があまり理解されていないことは意外との認識を示した。

 
 

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