エクアドル、デフォルト宣言=他の新興国に波及の懸念
(時事通信) 12月13日(土) 08:30:21
【ニューヨーク12日時事】南米のエクアドルは12日、同国政府が発行した外貨建て債務についてデフォルト(債務不履行)の方針を宣言した。債務は総額約38億ドル(約3500億円)。コレア大統領はこの日、対外債務について「(前政権による)違法な契約だ」と主張し、リスケジュール(債務返済繰り延べ)などを求める方針を示した。
エクアドルは、原油相場の急落で石油収入が減少し、資金繰りが悪化。先月15日には3060万ドルの返済を延期し、今月15日に支払期限が迫っていた。
今回、デフォルトを宣言したことで、金融市場での資金調達や、国際機関からの新規借り入れは極めて困難になった。資金繰り難から財政支出の削減を迫られ、政情不安に発展する可能性も出てきた。
南米では、ベネズエラやアルゼンチンも原油や穀物価格の下落で外貨準備が落ち込んでおり、デフォルトの連鎖を懸念する声も広がっている。
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