演説

麻生外務大臣演説

文化外交の新発想―みなさんの力を求めています

平成18年4月28日
於・デジタルハリウッド
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(写真)
(写真)
  1. 無形遺産条約の発効
  2. コンテンツ業界の皆さんへ
  3. ポパイとアトムの力
  4. ポップカルチャーに本気
  5. 外交、イメージ、ブランド
  6. テレビ海外放送への期待
  7. 官民のパートナーシップ
  8. オールジャパンの取り組み
  9. 「賞」をつくります
  10. 日本の夢を売りましょう

1. 無形遺産条約の発効

 デジタルハリウッドというところ、一度来てみたいと前々から思っておりました。

 今日は日本が目指す新しい文化外交というものについて、いろいろとお話しするつもりですから、これほどふさわしい場所はありません。会場をご提供下さった学校関係者の皆様に、心よりお礼申し上げます。

 文化外交に関しては、最近ひとつ良いことがありました。

 日本が長いこと先頭に立って進めてきた、ある新しい国際条約が発効したということです。

 「無形遺産条約」というもので、ユネスコが呼びかけ、2003年にできた条約です。このたび晴れて締約国が規定の30カ国に達し、4月20日に発効したのです。

 名前からお察しの通り、我が国にある無形文化財とか、いわゆる人間国宝を保護する仕組みに似た制度を、世界に広めていこうとする条約です。

 「人形浄瑠璃」ですとか、「備前焼」のような、「形」を生み出す以前の「無形」の「わざ」とその担い手を、我が国は戦後長いこと守ってきました。それを、世界中でやりましょうというものです。

 伝統的芸能のような「わざ」とか、形のないもので保護の必要がある文化遺産は、その多くがアジアや途上国にあります。そういうものを守っていく仕組みとして、今度の条約はいわば日本の着想を大きなヒントとして作られたものと言うことができます。

 日本は1993年からユネスコで運動を始め、これまでに、消えてなくなりそうな言語の世界地図を作るとか、率先して進めた実績がいろいろあります。

 それを条約という姿で、きちんとした国際ルールにすることができました。これなど日本の文化外交として文字通り「無形」のものではありますが、特筆に価する貢献であろうと思っています。

2. コンテンツ業界の皆さんへ

 さて、本日ここには、コンテンツ業界の皆さんが大勢おいでのことでしょう。皆さんこそは、現代日本の文化を世界に広めていく、新時代の担い手だと思っております。

 例えば中国の街で、若い人が行くオタッキーな店を覗いてみるとよくわかります。日本のアニメグッズ、ありとあらゆるフィギュアが、所狭しと並んでおります。

 Jポップ、Jアニメ、Jファッション。これらの競争力は、ミッキーとドナルドには悪いですが、実際聞きしに勝るものがあります。

 皆さんが好きでやってきたこと、外務省はおろか、誰に頼まれたのでもなく打ち込んでこられたこと。それが着実に、日本のファンを増やしております。若い人たちのハートを、中国始め、いろんな国でつかんでいます。

 われわれ外務省の者には逆立ちしてもできない仕事を、皆さんたちこそがしてくれています。だから皆さんは、日本の文化を世界へ広める新たな担い手だと言うのです。

 外務省として、皆さん方とこの先よいパートナーシップを築いていきたい。それこそは、今日イの一番に申し上げたいことです。

3. ポパイとアトムの力

 「ポパイ」というアメリカのアニメをご存知でしょう。日本のテレビで、戦後長いこと放送されておりました。船乗りポパイが、缶詰のほうれん草を飲み干します。とたんに力こぶが出て、悪漢ブルートから恋人オリーブを取り戻すというお話です。

 あれを見た日本の子供たちに、どんな印象が植えつけられたと思われますか。アメリカの水兵さんというのは、正義の味方なのだ、というイメージでした。

 若い方にはなじみがないかもしれませんが、「ブロンディ」という、アメリカのコミックもありました。ブロンディというのは主婦の名で、ほかに夫と息子、娘が出てきます。

 このコミックは、1940年代から50年代にかけて、日本の新聞で連載されました。

 実は大して面白くもない、この漫画を通じてです、日本の主婦が、お姑さんに気をつかわないでいい、夫婦と子供だけの郊外型一戸建て、家庭電化の行き届いたアメリカン・ウエイ・オブ・ライフを、夢見るようになったのは。戦後日本の夢は、あそこに全部詰まっていたわけです。

 ポパイとブロンディは、まだ米国が日本を占領していた時代、日本の子供やお母さんたちの心をつかみました。ついこの間まで、鬼か何かのように嫌っていたアメリカに、戦後の日本人は強い憧れを持ちますが、アメリカン・コミックは、その際無視できない影響力を発揮したのだと思っています。

 実は日本だって負けてはいないので、私は鉄腕アトムにこそ、「国民栄誉賞」をやるべきではないか、と。

 ロボットという言葉の元になった「ロボータ」というのは、チェコ語で「労働」とか、時には「苦役」というマイナスの意味を表す言葉なのだそうです。

 ところがそんなロボットを、日本のアトムや、それに猫型ロボットのドラえもんが、「人間を助けてくれる優しい友だち」という意味の言葉に変えました。アジアを始めいろんなところに、ロボット、イコール善玉という意識を根づかせました。

 そのせいで労働者が産業用ロボットを拒否しないから、ドラえもんが好きな国では、生産性が上がる。日本製の産業用ロボットも、よく売れることになります。

 溶接や塗装に使うタイプのロボットでは、安川電機とか、日本の大手3社だけで、世界市場のシェアを半分握っているといいます。背景に、アトムや鉄人28号がいるわけで、つまりこういう風土をつくったのは、日本文化の大いなる業績だろうと、私など常々言っております。

4. ポップカルチャーに本気

 漫画の話をし始めますと、私の場合きりがなくなるのでここらでやめておきますが、外交というものは外交官同士、秘密の交渉をし、おしゃれな会話をして進めることだという古い固定観念は、この際きれいさっぱり捨ててください。

 「日本」とか、「ジャパン」と聞いて、「ぱっ」と浮かぶイメージ。それが明るい、暖かい、あるいはカッコいいとかクールなものですと、長い目で見たとき、日本の意見はそれだけ通りやすくなります。つまり、日本の外交がじわりじわり、うまく行くようになるわけです。

 だいたい日本はこの点で、昔からそう捨てたものではありません。お茶は、「禅」の文化とあいまって、今でも関心を集めております。歌舞伎やら、文楽やら。「フジヤマ・ゲイシャ」というワンパターンのイメージにしても、考えてみたら攻撃的なところのない、平和なものです。

 そのせいでポーランドなどでは、これは先日ポーランドの外務大臣からじかに聞いた話ですが、「日本」というと、「桜の花咲く」という言葉が、いつも枕詞のようにセットで出てくるのだそうです。日本とポーランドの外交がうまくいっているとしたら、日本文化に対する良いイメージが下地になり、支えてくれているのだと思っています。

 ですからわれわれ、こういう素晴らしい伝統文化をこれからもどしどし広めていくつもりですが、お能や文楽、お茶、お花というアイテムに加え、たいへんアピール力のある新しい文化というものが、幸いなことに日本には備わっておりました。

 それがアニメや音楽、ファッションといったポップカルチャーでして、これをいわゆる「売り込んでいく」ということに、外務省としてはいよいよ本腰を入れて参ります。

 例えば「犬夜叉」という漫画、ご存知の方がおいででしょう。これにはポーランド語版というのがあります。

 わたしも知らなかったのですがね。先日ポーランドの外務大臣が、わざわざ持ってきてくれ、わたしに下さったのです。日本の漫画、そのくらい普及していますよ、という話です。

 そんな次第だということもあり、ポップカルチャーを上手に使えない文化外交などは、もはやその名に値しないとさえ言っていいのじゃないでしょうか。

5. 外交、イメージ、ブランド

 なぜかといえば、世界がどんどん民主化したからです。国民大衆の世論が、外交に与える影響力が大きくなったからです。

 落語に出てくる「熊さん、八っつぁん」は、昔なら外交なんかと無縁だったかもしれません。今そんなことを言うと、笑いものです。

 ごく普通の人々がつくる世論というもので、一国の外交が、大きく影響を受ける時代になりました。だからこそ、大衆に浸透するたくましい力をもったポップカルチャーを、われわれ味方につけたいし、ついてほしいわけです。

 言い換えますと外交は一面、ブランドイメージの競争になっています。外交官の占有物では、ますますもってあり得ません。広く日本文化に携わる人々の力を借りずしては、できなくなりました。

 皆さんどうか一緒になって、ニッポン印のブランドを磨いていきましょうと、この場を借りて訴えたいゆえんであります。

 わたくし外務大臣になって、日本のブランドというもの、日本とは、どんな国かということをいろいろ考え、今までのスピーチでも取り上げて参りました。

 皆さんにご紹介しておきますが、日本のブランド力は決して弱くありません。

 それどころか、最近米国のある大学とイギリスのBBCが、世界のいったいどの国が「良い影響力を持っているか」についてアンケートを取ったところ、調査対象33カ国中、31カ国までが、日本を挙げたという事実があります。これだけ圧倒的多数の国に支持された国というのは、この調査による限り他にありません。日本はダントツの1位です。

 国を、一種の企業のようなものと見て、そのものずばり、ブランド力を計る調査というものもありまして、英国の専門家がやっております。

 それでも日本はドイツの次、フランスの上で、第7位です。アジアからは唯一、10位以内に入る国です。こういう土台のうえに、古いものから新しいものまで、日本文化をいろいろとアピールしていかねばならないと、思っております。

6. テレビ海外放送への期待

 さて残りの時間に申し上げたいことを、簡単にまとめておこうと思います。

 第一には今も申しましたとおり、日本の現代文化を、もっと積極果敢、大いに売り込んで参りましょうということです。

 第二は、そのため民間の皆様と、外務省との役割分担を明らかにして、上手な互恵関係を築きたいということであります。

 第三に、その延長上に伸びていく新しい文化外交は、オールジャパンの取り組みになる、ということでして、以上を踏まえておしまいに、いくつか新機軸を申し上げようと思います。

 まず、第一の、「現代日本を売り込む」という点について、ご報告申し上げておきたいことがあります。まさしくそのためのやり方をどうするか、何から手をつけるかということをご検討いただくため、このほど外務省に、「海外交流審議会」というものを設けたということであります。

 会長には、トヨタ自動車副会長の張富士夫さんにご就任いただいたほか、東映社長で元俳優の岡田裕介さん、小学館取締役の亀井修さん、それにポニーキャニオン会長の佐藤修さんと、正直言って普段外務省にはあまりご縁のなかった方々にもお力を貸していただくことになりました。

 私の希望としては、英語で日本のことを知らせるテレビ海外放送の進め方を、初めのうち集中してご議論いただきたいと思っております。

 わたしども海外へ行ってホテルでやれやれ、と。ああNHKが見られるんだとやおらテレビのスイッチを入れますと、流れてくるのが「のど自慢」だったりします。隣のチャンネルはBBCやCNNですから、コントラストというのがあまりにも鮮やかです。

 NHKさんも努力をして海外向け番組では英語放送の比率を増やしているのですが、受信料を取って、日本の人に番組を流すというのがNHK元来の仕事ですから、海外向けコンテンツも、在留邦人を念頭に置いたものにならざるを得ませんでした。

 ここはどうしても、日本人以外の視聴者を対象とした英語のチャンネルを作らないことには、文化外交のツールになりません。

 中国や韓国では、とっくに取り組みが始まっております。フランス語第一できたフランスでさえ、海外向けに英語テレビを作ろうというご時勢です。われわれも、24時間週7日、英語で日本を伝えるテレビチャンネルをぜひ早く作りたい、と。

 そう思いますのは繰り返しになりますが、いま現在の、等身大の日本と日本人の姿というものを、広く世界に知ってもらうということが、回り回って日本外交の支持層を増やすことになるからです。

 わたしどもみな、シェークスピアやベートーベンといった西欧発の文化を糧として成長しました。しかし今では、マンガやアニメ、あるいは日本食や相撲といったメイドインジャパンの文化が、負けず劣らず世界の人々の、特に若い世代の糧になっています。それを、生かさない手はないということなのです。

7. 官民のパートナーシップ

 そしてここからが第2の、官と民の役割分担という話になるのですが、外務省の本職はもともと、世界のルールづくりに携わることです。日本発のコンテンツをもっと世界に流せるよう、わたしども、知的財産権の保護を始め、国民から期待されるプロとして、制度づくりに邁進しなくてはなりません。

 もう一つ、日本語教育の抜本強化という方針を打ち出したいと思っています。

 日本文化を外国に広めていく王道は、なんといっても日本語の学習者を増やすことです。皆さん世界中で日本語を勉強しようとする人の数は、増えていると思われますか、減っていると思われるでしょうか。

 日本経済は長いこと低迷したので、それに連れて日本語に興味を持つ人も減っただろうと思いきや、実は増えております。

 外務省関連の独立行政法人、国際交流基金の調べによると、1990年に98万人だった世界の日本語学習人口は、2003年に235万人と、倍以上になっております。

 なぜかと思ったら、テレビから流れてくるアニメの主題歌が、日本語なのです。それで自然に、日本語に関心をもつ子供たちが増えてきた…。日本のポップカルチャーが、今までとはまったく違う関心を日本語に対して生んでいるからなのです。

 ここでは、国際交流基金に働いてもらわないといけません。日本語能力試験を受けやすくするとか、各国でお手本となる日本語教室を実施したり、標準教科書を作るなど、日本語教育の伝道師として、本格的に再出発してほしいというのが私の希望です。

 他方で民間の皆さんには、もっと外務省を活用してくださいと申し上げます。外務省は、日本最大の国際企業だと思ってください。

 海外支店は――大使館とか、総領事館のことですが――その数116カ国、189拠点に上ります。働いているのは、現地の事情と言葉にも通じた専門家でして、大手商社にひけを取りません。ウルドゥー語とかスワヒリ語とか、そういう言語の専門家を少なからず抱えておりますし、なんといっても取り扱うのは単品というか、ニッポンそのものです。

 わたしどもも実は、日本の新しいコンテンツを使って現地に食い込みたいと、手ぐすね引いて待ち構えておりますから、きっとここでは、いわゆるウィン・ウィン関係が築けるはずです。

8. オールジャパンの取り組み

 第三の、オールジャパンの取り組みが必要だということは、もう申し上げなくてもお分かりいただけるでしょう。

 日本のテレビドラマを世界に売り出していくにはどうすればいいのか。人と人との交流を増やしていって、日本人の友人を世界に広げることはいわば文化外交にとって究極の目標ですが、それには自治体関係者や、NPO、NGOとどんな関係を作ればいいのか。

 とても外務省一人でできる仕事ではありませんし、縦割り・タコツボでやっていたのでは、非能率極まりありません。

 例えばこのごろでは、大きい日本企業は皆と言っていいくらい、進出先各国で社会貢献事業に取り組んでいます。そこにネットワークを作り、官民によいパートナーシップを築いて、一緒にジャパンブランドを磨いていくべきだとは思われませんか。

 審議会がその触媒となり、知恵袋となってくれると期待しています。外務省にひきつけて言うと、ポップカルチャー、アニメ関係者などとのチームワークをどう作ったらいいか、これから真剣に考えて参りたいと思っています。

9. 「賞」をつくります

 さておしまいに新機軸をいくつか申し上げ、本日のお話をしめくくろうと思います。

 1つは、新進気鋭の外国人の漫画家を対象として、まだいい名称が思い浮かばないのですが、登竜門に当たるような賞をこしらえるということです。

 マンガという日本に生まれたジャンルは、表現形式として独特なものです。人生が描けるし、思想を書くことができる。

 「外交とは交渉の芸術である」という人がおりますが、私に言わせれば、それを知りたければ真刈信二という作家の「勇午」をお読みなさい、です。

 「イブニング」という雑誌に載っている漫画で、言葉を唯一の武器として世界を相手にするタフ・ネゴシエーターのお話です。

 ともあれ今や世界各国に現れつつある若きマンガの旗手たちに、マンガの本家本元である日本から、権威のある賞、いわばマンガのノーベル賞のようなものをあげたい。日本との絆を、それによって意識していただきたいものです。

 もう1つは逆方向の試みです。

 日本のクリエイターたちが作る映像・アニメ作品のうち優れたものが、言語や文化の壁をやすやす越えられるということは、宮崎駿(はやお)さんが立証して見せました。

 「千と千尋の神隠し」など、よく見ると、「穢れ(けがれ)」と「浄め(きよめ)」という神道の考えですとか、一神教とは違う多神教ならではの雰囲気まで伝えることに成功しておりますから、大変なものです。

 そんなわけで日本の映像・アニメ作家の若者を発掘し、第2、第3の「宮崎駿」となるのを期待しつつ、賞を贈りたいと思います。

 「アニメ文化大使」とでも呼びまして、彼らの作品を、我が国が持つ大使館、総領事館のネットワークを総動員し、世界のお客さんに見てもらいたいと思います。

 そしてそういう仕事は、できれば現地で育ち、現地の若者の感性を共有する、同世代の職員にさせたいものです。

 そこで第三に、「文化交流インターン」というものを始めようと思っています。

 つまり現地の学生さんを一定期間インターンとして受け入れ、大使館や総領事館で、文化交流の仕事に携わってもらいます。

 外交機密に触れさせようというのではありません。インターンは無給ですから、コストもかかりません。1カ月、2カ月、日本人と一緒に働き、日本文化を売り込んでくれた若者には、例えば大使や総領事の名前で、修了証書を出してもいいかもしれません。

10. 日本の夢を売りましょう

 ワールドカップがある年だから言うのではありませんが、フランスのジダン、イタリアのトッティといったヨーロッパの有名選手の共通点、皆さんならご存知かもしれません。「キャプテン翼」、略称「キャプつば」です。もともと「少年ジャンプ」が連載し、あとでテレビアニメになりました。

 あの番組を見てサッカーに憧れたのが、ジダンであり、トッティなのです。

 「うっそー」と思う人は、フランスで、いま日本の大黒将志(おおぐろ・まさし)選手が所属しているプロ・チーム、「グルノーブル」のウェブサイトを見てください。キャプつばの作者、高橋陽一さんが、選手のキャラを描いております。

 そのキャプつば、イラクでは「キャプテン・マージド」といいます。

 ムサンナー県という、日本の自衛隊が復興支援しているところでは、日本がODAで提供した給水車が、「キャプつば」の大きなステッカーを貼って走り回っています。先月初めには、国際交流基金が、「キャプつば」第3シリーズ、全52話のアラビア語吹き替えフィルムを、イラク最大のテレビ局に無償提供する約束をしました。

 皆さんの作り出すコンテンツは、世界の少年少女に、夢見る力を与えました。いま、体制づくりに苦闘しているイラクで、子供たちに明るい未来を教えています。

 外務省に、それをもっと推し進める手助けを、どうかさせてください。一緒に夢を売り、ニッポン印を磨いていきましょう。

 ご清聴ありがとうございました。

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