ライトアップされた錦橋やフェスティバルホールが中之島の川辺を彩った=13日夜、大阪市北区、日置康夫撮影
京阪中之島駅のコンコースもイルミネーションで装飾され、乗降客らは幻想的な光のトンネルに包まれた=13日午後、大阪市北区、高橋正徳撮影
大阪府、大阪市、経済界などが来年夏に開くイベント「水都大阪2009」の先駆け企画として、同市北区のビジネス街・中之島に架かる錦橋のライトアップが13日夜から始まった。
中之島周辺では午後5時以降、南天満公園の桜のライトアップと堂島川の水面を照らす「街河灯(がいこうとう)」の点灯式(ともに府主催)も次々と開かれ、橋下徹知事と平松邦夫市長が一緒に船で見て回った。これら3カ所のライトアップは来年10月まで毎日実施する。
錦橋のライトアップは、水都大阪の当初計画案に「効果が見えない」と反対した橋下知事の提案で実現。知事は青色の光に浮かぶ橋を見て「(北海道の)小樽運河を抜きましたね」と満足げだった。
錦橋の北側では、朝日新聞グループのビル建て替えで12月でいったん閉館するフェスティバルホールの壁に、「50年ありがとう」の文字も照らし出された。