県教委は11日、ビデオカメラで女性のスカートの中を撮影したとして、県立高知工業高校の国久明年・実習助手(39)を懲戒免職処分にした。監督責任を問い、平田健一校長を文書注意(厳重)、中沢卓史・県教育長を厳重注意にした。
県教委によると、国久助手は今月4日夕、無断で約20分早退し、高知市内のスーパーで女子高生ら4人のスカートの中を撮影し、警備員に取り押さえられ、高知南署で取り調べを受けた。同署は県迷惑防止条例違反容疑で捜査中という。
県教委の聞き取りに対し、国久助手は10月以降、高知市内のスーパーや書店で15回、延べ約90人のスカートの中を盗撮したことを認め、動機について「仕事の悩みを忘れることができた」などと話しているという。
国久助手は学校では男子ホッケー部の監督として06年に高校総体(インターハイ)と国体に出場した。89年には無免許運転で停職6カ月の処分を受けている。【服部陽】
毎日新聞 2008年12月12日 地方版